学校図書館司書のつぶやきと活動記録
since '06.04.24
since '06.04.24
今月はよく読んだ。
新記録じゃね? と自分でも疑ってしまうほど。
これをいかに子どもたちに還元していくか。 選書の時期でもあるので、ぜひ活かしていきたいです。
2013年4月の読書メーター
読んだ本の数:18冊
読んだページ数:2666ページ
ナイス数:27ナイス
犬のことばが聞こえたらの感想
お父さんが家を出て行ってしまって、お母さんは犬を4匹引きとることに。4歳の妹やおじいちゃんおばあちゃんは犬の言葉が聞こえるみたい。お父さんのことでお母さんに勇気を出して話したら、主人公の男の子にも聞こえるようになった。 お母さんには赤ちゃんができていたり、お父さんが戻ってきてからもギクシャクしたりするけど、勇気をもって聞いたり話したりするうちに、だんだんと円満になっていく。 もちろん犬からの進言がきっかけとなっているんだけどね。
読了日:4月29日 著者:パトリシア・マクラクラン
やすしのすしや (文研ブックランド)の感想
回転寿司かカウンターのすし屋か。それぞれ良いところがあるんだね。 お寿司が大好きな少年やすしと、商店街にあるすし屋の同級生、寿司好きなおじいちゃん。 ケガで入院したおじいちゃんのために、自分で巻き寿司を作ることになったやすし。少年と寿司をめぐる物語。
読了日:4月28日 著者:新井 けいこ
フェリックスとゼルダの感想
ユダヤ人である10歳の少年が、生きているはずと思っている両親を探すために孤児院を抜け出す。想像力豊かな少年は、残酷な現実を悲しいくらいにポジティブにとらえ、その体験を乗り越えていく。しかし現実は少年をどんどん追い詰めていき、旅の途中で出会った少女ゼルダとともにナチスに捕まってしまう。 ラスト、少年とゼルダはナチスから逃れることができたのだが、どうもこの物語には続編があるらしい。ぜひ翻訳して欲しい。
読了日:4月28日 著者:モーリス グライツマン
パンプキン! 模擬原爆の夏の感想
第二次世界大戦のヒロシマ・ナガサキへの原爆投下。その前に練習用として模擬原爆が日本の各地に投下されていた。 いとこの助けを借りながら、自由研究のテーマにして調べるうちに、原爆は日本以外に落とされる可能性もあったことを知ったり、戦争はどうして起きるのか、など、独自の疑問を抱くようになる。
読了日:4月25日 著者:令丈 ヒロ子,宮尾 和孝
願いのかなうまがり角 (岡田淳の本―ファンタジーの森で)の感想
どこまでホントかわからない? おじいちゃんのお話はとってもおもしろい。短編の形で昔おじいちゃんが経験したことを関西弁でしゃべっていく。 読書感想画によさそう。小学校中学年くらいから。
読了日:4月23日 著者:岡田 淳
希望への扉 リロダの感想
タイの難民キャンプにできた図書館(リロダ)の話。 主人公はミャンマーから逃げてきたカレン族の少女。家族で暮らしていたのに、村が襲撃されて祖父母と別れてタイへ逃げる。数年後、難民キャンプで仕事を探す少女の目にとまったのは図書館職員の募集だった。 開館までの苦労や災害からの再開など。人びとに希望を与える役を担う図書館の存在は、どの国でも同じなのだと気付かされる。
読了日:4月22日 著者:渡辺 有理子
くりぃむパンの感想
'13年読書感想文小学校中学年の課題図書。YAではよく見かけていた濱野さんの作品。小学生向けも読みやすかったです。 たくさんの登場人物のそれぞれの気持ちや立場をうまく物語に組み込んでいて、感情移入しやすかったです。ちょっとホロリでした。
読了日:4月21日 著者:濱野 京子
ジャコのお菓子な学校 (文研じゅべにーる)の感想
お菓子が大好きな男の子が、お菓子を作るために苦手な読み書きや計算を習得しつつ、失敗や妨害に打ち勝っていく。おじいちゃんの励ましやお母さんの支えがあってこその物語だけど、いい大人がいる安心感もある。
読了日:4月19日 著者:ラッシェル オスファテール
有松の庄九郎の感想
H25年度の小学校高学年の読書感想文課題図書。尾張の有松絞りが生まれるまでが描かれている。貧困に苦しむ農民が、開拓精神で移住した先での苦労や希望を失わずに続けた努力。 読みやすくて感想も書きやすいかも。
読了日:4月17日 著者:中川 なをみ
雲じゃらしの時間の感想
詩を書く宿題に、転校していった友だちのことを書くことにしたサム。内緒の親友。どうしてかくしたりしていたのだろう。どうしてあんな態度をとってしまったんだろう。告白のようなサムの長い詩が、そのまま物語となって一冊にまとまった。 小学校高学年から中学生でもいいい。
読了日:4月16日 著者:マロリー ブラックマン
ふしぎなイヌと ぼくのひみつの感想
自分よりも背が大きくていばってばかりいる弟なんかいなくなればいい、と言ってしまった小2のひろき。公園でイヌの声が聞こえてきて弟をやっつけてあげると言われた。 動物の物語というよりは兄弟の物語かも。小学校低学年用。
読了日:4月16日 著者:くさの たき
ぼくは、いつでもぼくだった。 (くもんの児童文学)
読了日:4月16日 著者:いっこく堂
犬たちをおくる日―この命、灰になるために生まれてきたんじゃない (ノンフィクション 知られざる世界)の感想
私自身も譲渡説明会に行ったことがあります。でも作業場とは会場が違ったので、実際がどんな様子かは知りませんでした。チラッと耳にはしていたのですが。。。 犬が好きだから飼わないという選択がある。とても大事なことだと思いました。
読了日:4月15日 著者:今西 乃子,浜田 一男
Because I am a Girl――わたしは女の子だからの感想
女の子だからという理由で差別や虐待されている子が世界にはこんなにいたのか!と、驚愕する。 知らないでいることは幸せなのか?罪なのか?と自問してしまう。 地球上に確かに存在するこの事実を、たぶん私たちは知っていなくてはいけないのだろうと思う。
読了日:4月14日 著者:ジョアン・ハリス,ティム・ブッチャー,デボラ・モガー,キャシー・レット,グオ・シャオルー,マリー・フィリップス,アーヴィン・ウェルシュ
くろくまレストランのひみつの感想
みんなに怖がられているくろくまさんがレストランを開店させます。しかしちっともお客が来てくれません。そこでしろやぎさんのもりの図書館に行って、あごひげ館長に役に立つ本を探し出してもらいます。 その本にはレストランに必要なことがたくさん書かれていました。(ここからネタバレ)くろくまさんが子どものころに失ってしまった家族のことや、この本の著者がひいおじいさんだったりと、後半はただのもりのレストランの話ではなくなって、ちょっと感動しました。
読了日:4月13日 著者:小手鞠 るい
ハンナの学校 (文研ブックランド)の感想
ハンナは目が見えないことを理由に、学校に行かせてもらえなかったり新しい服を作ってもらえなかったりしていた。 しかし新しい学校の先生の働きかけにより、ハンナの両親はだんだんとハンナを自立させることの必要性を感じていく。 決してハンナをのけものにするのではなく、大切な子と思っていたから自分たちの考えを変えられたのだと思う。 先生もステキだけど、両親も兄妹もステキ。 ハンナよかったね。
読了日:4月9日 著者:グロリア ウィーラン
だいじょうぶ3組の感想
オンリーワンになるためにナンバーワンを目指す努力が必要な時期がある。今の自分と向き合うことの大切さ、自由には責任が伴う、といったことを5年生の子どもたちに上手く伝えているなぁと思いました。 もちろんそこには先生の苦悩や努力があったればこそ、ですけどね。
読了日:4月8日 著者:乙武 洋匡
吉田麻也 (オリンピックのアスリートたち)
読了日:4月4日 著者:本郷 陽二
読書メーター
新記録じゃね? と自分でも疑ってしまうほど。
これをいかに子どもたちに還元していくか。 選書の時期でもあるので、ぜひ活かしていきたいです。
2013年4月の読書メーター
読んだ本の数:18冊
読んだページ数:2666ページ
ナイス数:27ナイス
犬のことばが聞こえたらの感想
お父さんが家を出て行ってしまって、お母さんは犬を4匹引きとることに。4歳の妹やおじいちゃんおばあちゃんは犬の言葉が聞こえるみたい。お父さんのことでお母さんに勇気を出して話したら、主人公の男の子にも聞こえるようになった。 お母さんには赤ちゃんができていたり、お父さんが戻ってきてからもギクシャクしたりするけど、勇気をもって聞いたり話したりするうちに、だんだんと円満になっていく。 もちろん犬からの進言がきっかけとなっているんだけどね。
読了日:4月29日 著者:パトリシア・マクラクラン
やすしのすしや (文研ブックランド)の感想
回転寿司かカウンターのすし屋か。それぞれ良いところがあるんだね。 お寿司が大好きな少年やすしと、商店街にあるすし屋の同級生、寿司好きなおじいちゃん。 ケガで入院したおじいちゃんのために、自分で巻き寿司を作ることになったやすし。少年と寿司をめぐる物語。
読了日:4月28日 著者:新井 けいこ
フェリックスとゼルダの感想
ユダヤ人である10歳の少年が、生きているはずと思っている両親を探すために孤児院を抜け出す。想像力豊かな少年は、残酷な現実を悲しいくらいにポジティブにとらえ、その体験を乗り越えていく。しかし現実は少年をどんどん追い詰めていき、旅の途中で出会った少女ゼルダとともにナチスに捕まってしまう。 ラスト、少年とゼルダはナチスから逃れることができたのだが、どうもこの物語には続編があるらしい。ぜひ翻訳して欲しい。
読了日:4月28日 著者:モーリス グライツマン
パンプキン! 模擬原爆の夏の感想
第二次世界大戦のヒロシマ・ナガサキへの原爆投下。その前に練習用として模擬原爆が日本の各地に投下されていた。 いとこの助けを借りながら、自由研究のテーマにして調べるうちに、原爆は日本以外に落とされる可能性もあったことを知ったり、戦争はどうして起きるのか、など、独自の疑問を抱くようになる。
読了日:4月25日 著者:令丈 ヒロ子,宮尾 和孝
願いのかなうまがり角 (岡田淳の本―ファンタジーの森で)の感想
どこまでホントかわからない? おじいちゃんのお話はとってもおもしろい。短編の形で昔おじいちゃんが経験したことを関西弁でしゃべっていく。 読書感想画によさそう。小学校中学年くらいから。
読了日:4月23日 著者:岡田 淳
希望への扉 リロダの感想
タイの難民キャンプにできた図書館(リロダ)の話。 主人公はミャンマーから逃げてきたカレン族の少女。家族で暮らしていたのに、村が襲撃されて祖父母と別れてタイへ逃げる。数年後、難民キャンプで仕事を探す少女の目にとまったのは図書館職員の募集だった。 開館までの苦労や災害からの再開など。人びとに希望を与える役を担う図書館の存在は、どの国でも同じなのだと気付かされる。
読了日:4月22日 著者:渡辺 有理子
くりぃむパンの感想
'13年読書感想文小学校中学年の課題図書。YAではよく見かけていた濱野さんの作品。小学生向けも読みやすかったです。 たくさんの登場人物のそれぞれの気持ちや立場をうまく物語に組み込んでいて、感情移入しやすかったです。ちょっとホロリでした。
読了日:4月21日 著者:濱野 京子
ジャコのお菓子な学校 (文研じゅべにーる)の感想
お菓子が大好きな男の子が、お菓子を作るために苦手な読み書きや計算を習得しつつ、失敗や妨害に打ち勝っていく。おじいちゃんの励ましやお母さんの支えがあってこその物語だけど、いい大人がいる安心感もある。
読了日:4月19日 著者:ラッシェル オスファテール
有松の庄九郎の感想
H25年度の小学校高学年の読書感想文課題図書。尾張の有松絞りが生まれるまでが描かれている。貧困に苦しむ農民が、開拓精神で移住した先での苦労や希望を失わずに続けた努力。 読みやすくて感想も書きやすいかも。
読了日:4月17日 著者:中川 なをみ
雲じゃらしの時間の感想
詩を書く宿題に、転校していった友だちのことを書くことにしたサム。内緒の親友。どうしてかくしたりしていたのだろう。どうしてあんな態度をとってしまったんだろう。告白のようなサムの長い詩が、そのまま物語となって一冊にまとまった。 小学校高学年から中学生でもいいい。
読了日:4月16日 著者:マロリー ブラックマン
ふしぎなイヌと ぼくのひみつの感想
自分よりも背が大きくていばってばかりいる弟なんかいなくなればいい、と言ってしまった小2のひろき。公園でイヌの声が聞こえてきて弟をやっつけてあげると言われた。 動物の物語というよりは兄弟の物語かも。小学校低学年用。
読了日:4月16日 著者:くさの たき
ぼくは、いつでもぼくだった。 (くもんの児童文学)
読了日:4月16日 著者:いっこく堂
犬たちをおくる日―この命、灰になるために生まれてきたんじゃない (ノンフィクション 知られざる世界)の感想
私自身も譲渡説明会に行ったことがあります。でも作業場とは会場が違ったので、実際がどんな様子かは知りませんでした。チラッと耳にはしていたのですが。。。 犬が好きだから飼わないという選択がある。とても大事なことだと思いました。
読了日:4月15日 著者:今西 乃子,浜田 一男
Because I am a Girl――わたしは女の子だからの感想
女の子だからという理由で差別や虐待されている子が世界にはこんなにいたのか!と、驚愕する。 知らないでいることは幸せなのか?罪なのか?と自問してしまう。 地球上に確かに存在するこの事実を、たぶん私たちは知っていなくてはいけないのだろうと思う。
読了日:4月14日 著者:ジョアン・ハリス,ティム・ブッチャー,デボラ・モガー,キャシー・レット,グオ・シャオルー,マリー・フィリップス,アーヴィン・ウェルシュ
くろくまレストランのひみつの感想
みんなに怖がられているくろくまさんがレストランを開店させます。しかしちっともお客が来てくれません。そこでしろやぎさんのもりの図書館に行って、あごひげ館長に役に立つ本を探し出してもらいます。 その本にはレストランに必要なことがたくさん書かれていました。(ここからネタバレ)くろくまさんが子どものころに失ってしまった家族のことや、この本の著者がひいおじいさんだったりと、後半はただのもりのレストランの話ではなくなって、ちょっと感動しました。
読了日:4月13日 著者:小手鞠 るい
ハンナの学校 (文研ブックランド)の感想
ハンナは目が見えないことを理由に、学校に行かせてもらえなかったり新しい服を作ってもらえなかったりしていた。 しかし新しい学校の先生の働きかけにより、ハンナの両親はだんだんとハンナを自立させることの必要性を感じていく。 決してハンナをのけものにするのではなく、大切な子と思っていたから自分たちの考えを変えられたのだと思う。 先生もステキだけど、両親も兄妹もステキ。 ハンナよかったね。
読了日:4月9日 著者:グロリア ウィーラン
だいじょうぶ3組の感想
オンリーワンになるためにナンバーワンを目指す努力が必要な時期がある。今の自分と向き合うことの大切さ、自由には責任が伴う、といったことを5年生の子どもたちに上手く伝えているなぁと思いました。 もちろんそこには先生の苦悩や努力があったればこそ、ですけどね。
読了日:4月8日 著者:乙武 洋匡
吉田麻也 (オリンピックのアスリートたち)
読了日:4月4日 著者:本郷 陽二
読書メーター
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HN:
鈴川
性別:
非公開
職業:
学校図書館司書
自己紹介:
現在、中学校1校と小学校2校を担当。
専任・専門・正規の学校図書館を目指そう!
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