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  学校図書館司書のつぶやきと活動記録
since '06.04.24
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 昨日、調べ学習5回講座の第1回目に参加してきました。我が子とともに。
 今回は「目次・索引、百科事典の使い方テーマの決め方」でした。
 (ポプラディアが何セットもありました。内1セットは私が勤務校より借りてきましたv)

 何度か聞いたことがあるお話でしたが、実際の授業形式は別に得るものがあったと思います。ワークをさせるタイミングとか。板書の使い方とか。
 あー、録音させてもらえばよかった。(T^T)

 子どもの友だちのお母さんと一緒に行ったのですが、かん子さんのお話はわかりやすかったと好評でした。「調べ学習基礎の基礎」を買おうかしらん、と。
 子どもにも好評でした。おもしろかったよって。

 次回は来月末になりますが、とても楽しみになりました。
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 先日、市内の学校司書仲間に対する研修の講師になりました。『学校司書の1年間の活動とボランティアさんとの関わり』、そして『学校司書の意義』についても触れて、とお題をいただきました。
 どっひゃ~ \(@_@)/ でした。

 市内の学校司書の人数は増えた。その分、いろいろな考え方の司書の集まりになった。だからこそ、意志統一を図る意味でもあえて「学校図書館司書とは」ということを年に1回は確認しあうことは大事だと思います。
 ……で、わ、わたしが講師~~!!??
 いやはや。年度の切り替え時で私的にも雑用が多く……と言い訳を……。結局、昨年度の職員室向けに出した司書便りに載せた『幸せという頂上にむけて』というコラムのようなものを紹介しました。
 大変好評をいただいてひと安心しました。
 ちょっと長くなりますが、せっかくなので恥ずかしながらここに全文記載します。

 もしどこかに転載・転記される場合はご一報ください。


☆幸せという頂上にむけて

 図書館は幸せになるための場所です。
 生きる力を養い、進むべき道を模索する場所です。

 子どもは本を読まなくてはいけないのです。
 本に触れることで新たな真実にめぐり合い、物語は気持ちを代弁してくれ豊かな心をつくります。 本には言葉が詰まっていて、言葉で考え言葉で気持ちを表すためには、多くの語彙が必要なのですから。

 物語だけではなく歴史や自然の本にも、多くの語彙や「知りたい」気持ちを満足させてくれるものがたくさんあります。 絵本や写真集をながめて「ホッ」とひと息つくことも幸せのひとつでしょう。 「幸せ」という名の頂上に向かう、その登り口は決してひとつではないのです。

 子どもたちにとって一番身近な学校の中に学校図書館はあります。個人や家庭の事情に関係なく、誰でも平等に物語を通した経験をつむことができ、誰でも平等に知識を得ることができる場所です。
 そんな大事な場所への勤務も今年で3年目となりますが、T中の子どもたちの「楽しみたい」「知りたい」という気持ちに応えるべく、学校図書館司書としての活動にがんばっていきたいと思っていますので、先生方のご利用ご協力をよろしくお願いいたします。 
( 「平成20年度 T中学校 司書便り職員版」より )
 県内のあちこちから我が市へ学校司書が集まった。予想通り50人くらい参加者がいただろうか。
 1人1校担当(専任)の学校司書の発表と、専任から巡回になってしまった学校司書の発表がそれぞれありました。

 やはり勤務時間数の圧倒的な差が、そのまま活動内容にダイレクトに跳ね返ってきている感じでした。当然といえば当然なのだけど。
 市への働きかけも結構されていたようなので、あきらめずに要望を出し続けていくことも大事なのだと感じました。
 巡回になってしまった学校の唯一の救いは、いままで専任だった時代の選書がしっかりとできていたこと。よい蔵書構成を作り上げていたおかげで、校内の蔵書のみで調べ学習ができる単元がたくさんある、ということでした。

 使える蔵書を構築していくには、校内蔵書を知り、校内のニーズを把握したうえで購入していく必要があるんだと思います。
 そのためにはやはり専任でないと。複数校を担当していると思考回路も分担しなくちゃいけませんし、1校に身を置く時間も限られます。子どもや先生とのコミュケケーション不足にもなります。
 いいことなんてないのになぁ。。。
 今日、市内の学校司書が集まって「戦争の本」の1分間紹介をみんなでやりました。
 対象は小学校高学年。太平洋戦争で日本のことを書いた読み物。

 私が選んだのは「かわいそうなぞう」 つちだゆきお:文 たけべもといちろう:絵(金の星社)です。

 さぁ紹介、と思って本を手にした瞬間「ああ言おう、こう言おう」と考えていたことが消えました。
 本の内容を考えただけで涙が出そうでした(T_T)

 とにかくかわいそうなこの話。実際に子どもたちの前でも紹介ができないかもしれない、ということがわかりました。
 だって餓死させようとしている人間を前にして、芸当をして見せるんですよ。芸当をしたらエサがもらえるんじゃないかと思って、フラフラな体で。
 ……と書いていても涙がにじんできます。

 他の司書が紹介するのを聞いていても、堤防決壊寸前でした。

 もっと冷静にやらなきゃいけないんだよなぁ、きっと。。。
 修行が足りません。。。
 先日の司書会で、『スポーツ』というテーマで物語本を持ち寄りました。
 私が持っていったのは、
  『空をつかむまで』(関口尚、集英社、2006)
 だったのですが、ほかにもいろいろあっておもしろかったです。
 自分の引き出しの少なさを痛感しました。

 その中で、『ランナー』(あさのあつこ、幻冬舎、2007)が複数名の司書に紹介されてました。

 実は私もこの本読みました。しかし、ちょっと大人向き?とか思ってしまった本でした。
 もっと「陸上!青春!」みたいなストーリーかと期待して読んだら、親の事情が色濃く主人公に絡み、母の視点・マネージャーの視点でも描かれていて、陸上シーンそのものはあまり出てこない。家庭問題に重きをおいた作品なのかな、と感じてました。
 しかし、陸上の走るという本質を追求しているあたりなんかはイイナとも思えた作品でした。
 
 今回ほかの司書の紹介を聞き、「いろんなとらえ方がある」ことを改めて実感しました。やっぱ入れようかな、中学に。

 紹介の中で、「長距離のランナーだけではなく、人生のランナーという意味がタイトルには込められているように感じた」との言葉が印象に残りました。
 昨日の研修は市が設定してくれたもの。
 市の動物園内にある資料の貸出方法を教えてもらった。そのまま動物園に行きたくなるのをガマンして会場へ。
 それでも会場横の書架よりも反対隣の売店が気になって仕方がなかった私。

 資料の貸出方法のほかに、データ集めに協力して欲しいとのお話があった。
 授業でどの資料を使ったか、自校、他校、私物(公共からは冊数のみ)の資料名を全部エクセルに書き出す、という依頼内容。
 どんだけ資料を集めてると思っているんだ! そんなこといちいち表にしてられるか! と正直思った。
 データの必要性は理解できる。 ただ一覧表にしても現状では意味がないような……。だって集めた資料が使えたかどうかもわからんのだから。 去年1年間で図書館を使った授業を担当した先生が、授業の進め方から使った資料までをまとめて冊子にした学校があった。それこそがきっと市教委が欲しいデータなのだろう。 でもそれって司書はできません! 時間ありません!

 学校司書がやりたいこと、市教委がやってほしいこと。
 まだまだ距離があるなぁ。。。
 先日、今年度のいろんな係を司書22人で割り振った。
 司書会運営のための係なので「名簿担当」とか「資料管理担当」などなど。「新人相談担当」「親睦会担当」なんてのもあった。

 で、私は「図書館コンピュータ担当」になった。
 なった、と言うよりは希望してやらしてもらう、と言ったほうがいいかも。

 一昨年度の途中から、学校によっては昨年度から導入した図書館コンピュータ。がんばって作ってあるのはもちろんなのだが、実際に使ってみるとなかなかの曲者で……。

 作って、できて、それでおしまい。ではいけないでしょう。使ってみて修正していかなくちゃ。
 入力方法の規準、マニュアルやシステムの改善検討の2本柱で、やれることを少しずつでもやっていこう。……という気持ちで今年度の計画を立てたいと思います。
 ちょっと久しぶりになってしまった。ちゃんと活動してたんだけどね。

 先日のデータ修正は無事完了。貴重な出勤日を1日それに注ぎ込んでしまった。これからは気をつけよう…。

 で、落ち込んででカキコできなかったわけでもない。勉強会の準備でイッパイだったから。
 今月初めにある司書勉強会で『図書館の自由について』の講師役になってしまったのだ。短い時間の中で行うので、資料もあっさり作らなきゃならなかった。
 いわゆる「自由宣言」と「倫理綱領」について説明し、学校図書館特有のプライバシーの問題なんかを取り上げた。

 しかし大先輩方を前に、私なんかがどこまで言っていいのかもよくわからず、実は自分が「自由宣言」に感動したことも伝えられず、もっと夢を語りたかったのに…という後悔が残ってしまった。

 でもまぁ、自分にとっては改めての勉強になったし、とりあえず今はこんな感じ、という次の機会との比較土台を作ったということでヨシとしよう。欲を言えばキリがないしね。

 ということで  次だ、次!
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