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  学校図書館司書のつぶやきと活動記録
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 中学校での利用指導が、特別支援学級を除いて終わりました。
 本の歴史と図書室の配架説明をしながらの分類説明、最後に1冊貸出して50分でした。
 本の歴史は巻物セット(木簡・巻子本・折本・四ツ閉じ本)を使って、人間が洞窟で暮らしてるころからのお話をしました。これが生徒も先生も楽しそうでしたね。これに15分くらい。
 配架説明はちょっと退屈そうな子もいましたが、ポプラディアには「ガンダム」は載ってないけど「機動戦士ガンダム」なら載ってます、というくだりは食い付きがよかったですね。正式名称で調べましょう、と。ここでも15分くらい。
 「犬」と「食べ物」のテーマで、複数の分類から資料を探して、分類・書名・著者・出版社を記入する、ということもやりました。これが10分か15分。
 最後の貸出し手続きが5分くらいしか取れなかったけど、生徒とはたくさん触れ合えたし、私自身は楽しくやれました。

 去年よりは自分が上手に説明ができるようになったと実感しました。
 今年は黒板がない図書室で、代わりにスケッチブックを使って説明しました。プリントを作る時間がなかったことも理由のひとつですが、ひと手間かけることでこんなにも違うのだと気が付きました。

 実は先日、あの!東京子ども図書館理事長の松岡享子さんとの懇談会に参加することができました。
 そのときに、外国籍の子どもに何をしてあげたらいいだろう、というような話題になって「失敗してもいいんです。大人が自分のために何かしようとしてくれた。それが子どもの中には残ります。それが大切なんです」とおっしゃってました。
 とても勇気をいただきました。
 外国籍の子に限らず、子どもたちは大人を見ています。子どものためにがんばっている大人の姿は子どもに安心感を与えるのかもしれない。そんなふうにも思えました。
 いろいろとお話を聞けて、迷っていた翌日の利用指導でスケッチブックを使うことを決心(というほどのものではないのですが)しました。帰り道でスケッチブックを買い、夜中に書き込みました。

 結果先生方にも好評で、3年生にもやってほしいなぁとの感想もいただきました。時間割的に実現は難しそうなのですが、とてもうれしい一言でした。

 次は小学1年生への利用指導が来週にあります。
 ひと手間を惜しまず、心に残る一言を届けたいものです。


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