学校図書館司書のつぶやきと活動記録
since '06.04.24
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今月は夏の読書感想文課題図書を頑張って読みました。シーズン前になんとか全冊読了できそうです。
シーズンになると、公共図書館では課題図書は大人気。ひとり1冊しか借りられません。今なら何冊かまとめて借りられるので、予約を待ちながら読み進めています。
今年度はどの本もよかった。私との相性かもしれませんが。 うまく子どもたちに手渡すことができたらいいなぁ。。。
2014年5月の読書メーター
読んだ本の数:10冊
読んだページ数:1732ページ
ナイス数:55ナイス
フェリックスとゼルダ その後
読了日:5月23日 著者:モーリスグライツマン
ちきゅうがウンチだらけにならないわけ (福音館の科学シリーズ)の感想
いろいろな動物がいろいろなウンチをしていることがわかる。そしてウンチは地球の役に立っている。 ただの知識の本ではなくて、ラストの疑問で「トイレに流しちゃっているウンチは何かの役にたっているんだろうか」というのは深い投げかけですね。
読了日:5月20日 著者:松岡たつひで
対訳 21世紀に生きる君たちへの感想
「子どもは未来」という言葉を思い出します。 この社会の未来は子どもたちに委ねられている。けれど大人は無責任でいていいということではなくて、責任持って子どもを育てなければいけないんだと思う。……と思わせてくれました。
読了日:5月20日 著者:司馬遼太郎
注文の多い注文書 (単行本)の感想
この世にあるのかないのか不思議なものを取り寄せてくださいと注文書を出し、納品書、受領書という形で小川さんとクラフトエヴィング商会の往復書簡のような短編集。ベースになっている作品にも興味をそそられます。 独特の世界に連れて行ってくれます。
読了日:5月18日 著者:小川洋子,クラフトエヴィング商會
語りつぐ者の感想
アメリカ独立戦争のときに生きていた少女ズィー。その肖像画がエリザベスの伯母の家に飾られていた。自分に良く似た少女の当時に思いを馳せるエリザベス。 独立戦争当時の様子が描かれて、そこには兵士だけではないその家族までもが翻弄された時代のうねりを感じる。
読了日:5月15日 著者:パトリシア・ライリーギフ
カブトムシ 山に帰るの感想
読了してタイトルに納得でした。 指先にのるほど小さいカブトムシの出現に、疑問を持った作者はとうとうある結論にたどりつく。 里山を作って自然を有効利用していた人間。でも里山は人間だけでなく、カブトムシにとってもパラダイスだった。里山が消えつつある現在、カブトムシは本来の大きさに戻っていっていたのだ。里山がカブトムシを大きくさせていた、という作者。 人間が環境を良くしていたこともあったのだとちょっぴり嬉しくなりました。 その里山を維持できたらすばらしいのに…。自然との共生について、人間の生活のしかたについて、
読了日:5月11日 著者:山口進
よかたい先生 水俣から世界を見続けた医師 原田正純 (ヒューマンノンフィクション)の感想
水俣病のこと、その訴訟のこと、他の公害のことに関わってきた医師が語るたいせつなこと。 公害から差別が生まれるのではなく、差別する意識が公害を生み、それを広げてしまう。 水俣学というものは、病気そのものだけではなく、経済や風土風習、科学、政治…様々なことが絡み合って水俣病訴訟を考えなければいけないというもの。 福島の原発関連にも通じる気がします。 知らなくて誤解していることって他にもあるんだろうな、と考えさせられました。
読了日:5月10日 著者:三枝三七子
ふたりの感想
好きな作家が同じだったことから、県立図書館でたびたび会うことになって惹かれあう小6のふたり。 女の子は転校生でいじめの対象になっていたが、その作家の秘密を解き明かそうとふたりは図書館で楽しい時間を過ごす。 6年生のかかえる不安も3月が近づいて解消されていき、いじめやからかいもふたりの毅然とした態度からなくなっていく。 作家の謎を解明し、ふたりも将来の夢を約束しあう。 親の離婚や理解のなさなど、家族問題も絡めてあるが読後感はとてもよい。 大人になることに希望が持てる物語。
読了日:5月10日 著者:福田隆浩
星空ロックの感想
中学生のレオが家族に会うためにひとりでベルリンに行って、そこで過ごす何日かを描いた物語。その直前に亡くなった音楽の師匠のケチルじいさんに、レコードを渡す約束をした人がいることを聞いていたレオは、ベルリンでその人を探すことにする。 ロック好きな少年とクラシックしか認めないというピアニストの少年、ベルリンでの日本人や戦争も少し絡んで話はすすむが、大勢の前で演奏することになるレオの冒険と成長の物語。
読了日:5月9日 著者:那須田淳
ともだちは、サティー! (Green Books)の感想
友だちと気まずくなったままで、お父さんとネパールに行くことになったツトム。 現地の男の子といっしょに放牧生活をすることになったが、気持ちのすれ違いでなかなかうまくいかない。でもお互いにいいところに気がついてきて、だんだんと相棒として認め合うようになる。テンポのよい、少年の成長物語。
読了日:5月1日 著者:大塚篤子
読書メーター
シーズンになると、公共図書館では課題図書は大人気。ひとり1冊しか借りられません。今なら何冊かまとめて借りられるので、予約を待ちながら読み進めています。
今年度はどの本もよかった。私との相性かもしれませんが。 うまく子どもたちに手渡すことができたらいいなぁ。。。
2014年5月の読書メーター
読んだ本の数:10冊
読んだページ数:1732ページ
ナイス数:55ナイス
フェリックスとゼルダ その後
読了日:5月23日 著者:モーリスグライツマン
ちきゅうがウンチだらけにならないわけ (福音館の科学シリーズ)の感想
いろいろな動物がいろいろなウンチをしていることがわかる。そしてウンチは地球の役に立っている。 ただの知識の本ではなくて、ラストの疑問で「トイレに流しちゃっているウンチは何かの役にたっているんだろうか」というのは深い投げかけですね。
読了日:5月20日 著者:松岡たつひで
対訳 21世紀に生きる君たちへの感想
「子どもは未来」という言葉を思い出します。 この社会の未来は子どもたちに委ねられている。けれど大人は無責任でいていいということではなくて、責任持って子どもを育てなければいけないんだと思う。……と思わせてくれました。
読了日:5月20日 著者:司馬遼太郎
注文の多い注文書 (単行本)の感想
この世にあるのかないのか不思議なものを取り寄せてくださいと注文書を出し、納品書、受領書という形で小川さんとクラフトエヴィング商会の往復書簡のような短編集。ベースになっている作品にも興味をそそられます。 独特の世界に連れて行ってくれます。
読了日:5月18日 著者:小川洋子,クラフトエヴィング商會
語りつぐ者の感想
アメリカ独立戦争のときに生きていた少女ズィー。その肖像画がエリザベスの伯母の家に飾られていた。自分に良く似た少女の当時に思いを馳せるエリザベス。 独立戦争当時の様子が描かれて、そこには兵士だけではないその家族までもが翻弄された時代のうねりを感じる。
読了日:5月15日 著者:パトリシア・ライリーギフ
カブトムシ 山に帰るの感想
読了してタイトルに納得でした。 指先にのるほど小さいカブトムシの出現に、疑問を持った作者はとうとうある結論にたどりつく。 里山を作って自然を有効利用していた人間。でも里山は人間だけでなく、カブトムシにとってもパラダイスだった。里山が消えつつある現在、カブトムシは本来の大きさに戻っていっていたのだ。里山がカブトムシを大きくさせていた、という作者。 人間が環境を良くしていたこともあったのだとちょっぴり嬉しくなりました。 その里山を維持できたらすばらしいのに…。自然との共生について、人間の生活のしかたについて、
読了日:5月11日 著者:山口進
よかたい先生 水俣から世界を見続けた医師 原田正純 (ヒューマンノンフィクション)の感想
水俣病のこと、その訴訟のこと、他の公害のことに関わってきた医師が語るたいせつなこと。 公害から差別が生まれるのではなく、差別する意識が公害を生み、それを広げてしまう。 水俣学というものは、病気そのものだけではなく、経済や風土風習、科学、政治…様々なことが絡み合って水俣病訴訟を考えなければいけないというもの。 福島の原発関連にも通じる気がします。 知らなくて誤解していることって他にもあるんだろうな、と考えさせられました。
読了日:5月10日 著者:三枝三七子
ふたりの感想
好きな作家が同じだったことから、県立図書館でたびたび会うことになって惹かれあう小6のふたり。 女の子は転校生でいじめの対象になっていたが、その作家の秘密を解き明かそうとふたりは図書館で楽しい時間を過ごす。 6年生のかかえる不安も3月が近づいて解消されていき、いじめやからかいもふたりの毅然とした態度からなくなっていく。 作家の謎を解明し、ふたりも将来の夢を約束しあう。 親の離婚や理解のなさなど、家族問題も絡めてあるが読後感はとてもよい。 大人になることに希望が持てる物語。
読了日:5月10日 著者:福田隆浩
星空ロックの感想
中学生のレオが家族に会うためにひとりでベルリンに行って、そこで過ごす何日かを描いた物語。その直前に亡くなった音楽の師匠のケチルじいさんに、レコードを渡す約束をした人がいることを聞いていたレオは、ベルリンでその人を探すことにする。 ロック好きな少年とクラシックしか認めないというピアニストの少年、ベルリンでの日本人や戦争も少し絡んで話はすすむが、大勢の前で演奏することになるレオの冒険と成長の物語。
読了日:5月9日 著者:那須田淳
ともだちは、サティー! (Green Books)の感想
友だちと気まずくなったままで、お父さんとネパールに行くことになったツトム。 現地の男の子といっしょに放牧生活をすることになったが、気持ちのすれ違いでなかなかうまくいかない。でもお互いにいいところに気がついてきて、だんだんと相棒として認め合うようになる。テンポのよい、少年の成長物語。
読了日:5月1日 著者:大塚篤子
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鈴川
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非公開
職業:
学校図書館司書
自己紹介:
現在、中学校1校と小学校2校を担当。
専任・専門・正規の学校図書館を目指そう!
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