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  学校図書館司書のつぶやきと活動記録
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 今月は、宮沢賢治にやられてしまった。
 『銀河鉄道の夜』はけっこう好きだったけど、他はあまり記憶になくて。
 しかしいざ読もう!と思っても、いったいどれを読めばいいのか? 学校にあるものから読んでいきました。 今回研究書も何冊か読みましたが、すでに内容が頭から消えかかって……。

「青空のむこう ジュニア版」アレックス・シラー、求龍堂
「夢のつづき」那須田淳、ひくまの出版
「学園のパーシモン」井上荒野、文藝春秋

(以下、宮沢賢治関連)
「オッベルと象」
「貝の火」
「銀河鉄道の夜」
「グスコーブドリの伝説」
「虔十公園林」
「鹿踊りのはじまり」
「水仙月の四日」
「セロ弾きのゴーシュ」
「注文の多い料理店」
「月夜のでんしんばしら」
「どんぐりと山猫」
「猫の事務所」
「双子の星」
「やまなし」
「雪渡り」
「よだかの星」
「宮沢賢治が面白いほどわかる本」小柳学、中経出版
「宮沢賢治詩画館」宮沢賢治絵童話集、くもん出版
「イーハトーブロマン」宮沢賢治絵童話集、くもん出版
「宮沢賢治イーハトヴ自然館」ネイチャー・プロ編集部、東京美術
「宮沢賢治」小学館まんが人物館
「宮沢賢治」児童伝記シリーズ、偕成社
「言葉の流星群」池澤夏樹、角川書店
「宮沢賢治エピソード313」扶桑社
「図説 宮沢賢治」河出書房新社
「イーハトーボゆき軽便鉄道」別役実、白水ブックス
(これは疲れました…… っていうか、これだけでブックトークをしたのって冒険??)

「空をつかむまで」関口尚、集英社
「未来系の読書術」石原千秋、ちくまプリマー新書


ふぅ~。フツーの本が読みたいナ……。
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sky01

 ブログのタイトルを変更しました。これからはこれでいきます。

 今までは「学校図書館司書ブログ」だったのですが、そのまんまじゃん、と思い。
 『天までとどけ』って言葉、自分でいうのもナンですが、とっても好きです。
 いろんなことが「届いたらいいなぁ……」と思える言葉。
 海の水がやがて天に昇るように、ネガイが叶えられるといいなぁ……、さらなる高みへと行けるといいなぁ……などと。

 ブログを始めたときは、あまり長く続かないかも、と思ってもいましたが、司書って仕事がつぶやかずにはいられない職種だったためか?結構続いています。
 ペースはゆっくりですが、これからもこんな調子で続けていきたいものです。
 絵本のトークで戸惑い気味だというのに……。

 今日、小学5年生に宮沢賢治のブックトークをしてきました。
 言われたのは2週間前だったのですが、先生と打合せしたのは先週。週に1度しか行かないから、どうしても打合せの時間がちゃんととれない。

 賢治という人については6年生で伝記としてやるので、今回は作品を印象付けて欲しい、とのこと。

 私自身があまり宮沢賢治を読んでこなかった人なので、この1週間は賢治オンリーでした。

 作品をたくさん紹介したほうがよいのか? でも いったい何を???

 どーも、先生のほうが賢治に思い入れがありそうだったのだが、「そんなことはありません!」と、かたくなに否定されてしまった。 思い入れがある人が語ったほうが伝わるのに……。

 結局『貝の火』の紙芝居をひとつ。
 『カイロ団長』『やまなし』『鹿踊りのはじまり』『オッベルと象』『月夜のでんしんばしら』を、オノマトペ(擬音・擬態語)にからめて紹介しました。

 しかし子どもたちが静か~に聞いてくれて、思っていたよりも早く用意していたシナリオが終了してしまいました。 いやはや。
 では、と、『どんぐりと山猫』を読み出したら、その本が思いっきり落丁本!(汗)
 一番おもしろい裁判の様子のところは無事だったので、そこ以外は何とかかいつまんでお話ししました。(滝汗) 

 準備不足の悪いところが思いっきり出てしまった1時間でした。(T_T)
『絵本と読みきかせについて』のトークを先週から各クラスに行っているが、どうもしっくりいかない。

 「絵本ってこんなふうに工夫してあるんだよ」「子どもは繰り返しが好きだからね」みたいなことを言ってみたところで、生徒たちの作品はできあがっているのだ。
 今さら「こんなのがいい絵本」的な話をしても、かえって自信を無くすだけ。

 ちょろっと本の成り立ちと絵本についてを話して、後はそれぞれの作品を見て回る。ひとりひとりの絵本を手にとって「ここがいいね」「こんなふうに読むといいよ」などと言って回っている。

 なんだかなぁ……。これは司書の仕事なのか? とか疑問符いっぱいでまた明日も同じ授業。。。

 来年は作る前にぜひやらせて欲しい。
 中学3年の家庭科で、「幼児との交流」という単元がある。
 毎年夏休みの宿題として絵本制作がありその発表に先立ち、絵本についてお話&読み聞かせの仕方について生徒に話して欲しいと依頼された。

 「読みきかせの仕方はともかく、絵本についてなんてことを司書がするのぉ??」 と、思ってしまったが、結構好きなネタなんです。

 『絵本とは何か』松居 直、日本エディター出版 を読んで感動した私である。

 細々と絵本の読み聞かせボランティアの活動を6年くらいしているが、その間に得たことをウンチク述べていい場を与えられてしまった。

 先生から「教科書に載っていないような哲学的なこと?をお話して欲しい。絵のうまいヘタが絵本の良し悪しではない、というようなことを言ってもらって、生徒が自信を持って発表できるようにお願いします。」とのこと。

 哲学的って???と思いながらも、これはマニアックな話をしてもよい、ということなのだろうと解釈し、ただいま原稿作成中。

 さてはて。責任は重大でありながらも、とてもワクワクしているこの依頼。30分の時間をもらったので、有効にお話できるといいなぁ。
 早いもので、アッという間に9月になってしまった。
 たくさん本を読むつもりが、なんだか8月はあまり時間がとれなかったのはナゼ??

「FREEDOM」吉川耕、ガガガ文庫
「ふじこさん」大島真寿美、講談社
「片眼の猿」道尾秀介、新潮社
「ありふれた風景画」あさのあつこ、文藝春秋
「旅する絵描き」伊勢英子、平凡社
「さよなら地底人」高科正信、フレーベル館
「さくら」西加奈子、小学館
「月へのぼったケンタロウくん」柳美里、ポプラ社
「かかしと召し使い」フィリップ・プルマン、理論社
「ホラーバス」パウル・ヴァン・ローン、学研
「サンタの最後のおくりもの」マリー=オード・ミュライユ、徳間書店

あ、滑り込みでこれも。
「ハッピーノート」草野たき、福音館書店
「フシギ伝染」板橋雅弘、岩崎書店

以上でした。

「片眼の猿」「かかしと召し使い」は特におもしろかった!
「ありふれた風景画」は切ないというか、イタイような話でした。
「FREEDOM」は個人的にハマリそうな話。

 もっと読む予定だったのに……。まぁ、こんなもんですかね。
 美術のO先生から、帰り際に声を掛けられた。

 何やら生活ノート(私の中学時代はそう呼んでいた、先生と生徒の交換日記みたいなもの)の中に、コラムのようなちょっとひと息コーナーがあって、そこに載せる言葉についての相談だった。

 本の中からいい言葉、いい詩などを抜粋して載せるんだそうだ。著作権のからみは後で調べるとして、とりあえず一緒に図書館へ。
 先生のお話を聞いて、欲しがってそうな内容のものをセレクト。

 「日本一短い『母』への手紙」
 「日本一短い『父』への手紙」
 「HEART BOOK」
 「14歳の君へ」
 「自分って何だろう?」こども哲学シリーズ

 帰り際でなければもうちょっとお付き合いできたのだが、先生も満足そうだったので、こんなラインナップになった。

 職員室に戻り、他の先生から「いいのあった?」と聞かれていたO先生が本を見せると「あっ、いいのあったじゃん! 俺も去年司書さんに聞けばよかったぁ!」とうれしい声が聞こえた。
 また他の先生も「専門家だもんね」と。

 いやぁ! 久しぶりに中学で嬉しい出来事でした。

 もうちょっと物語からの名セリフなども追加してあげたくなった。
 原稿締め切りにはまだ余裕がありそうだったので、著作権のことも併せて調べてみようと思う。 

 8月は蔵書点検の季節。暑いけど、ヤルゾ!!

 ……と意気込んでいたら、予定していた小学校が延期。中学校は中止。
 お盆の前に大仕事! と思っていただけに、何だか拍子抜け。
 小学校は新しい本のデータがおかしくて。(もう直りましたが)
 中学校は司書教諭の先生の準備不足で。(けっこう怒!)

 中学校は冬休みにやることになりましたが、なんかアヤシイなぁ……。

 蔵書点検は図書館には必要な作業で、学校の司書教諭以外の先生も手伝うべきものなのでは? と私は思うのであります。だからずいぶん前からおおまかな日程を決めていたのに、職員作業のお願い時期を逃してしまったらしいのだから、もう……。。。
 ボランティアさんと司書教諭と私だけでやることか? やってやれないことではないが、それでいいのか? 
 「司書ひとりでやりました」って学校も聞くには聞くのですが、それって何か違わない??
 他の先生方に事前に知らせる術がもうないらしく(本当は8月の職員作業は7月中に申し出なけりゃいけないらしい)、私としては、知らせずに蔵書点検をやって「ボラさんたちばっかにやらせてて申し訳ない、知ってたら手伝ったのに……」と先生方に思わせていいのか? いやそうすることで、司書教諭の準備不足が暴露するのが怖いから冬休みにするのか? でもボラさんには人数集めてくださいって連絡しちゃったのに今さら中止ということはボラさんの心象が悪くなるのでは?  などなどいろいろと思い巡らせてしまったのです。
 ま、冬休みにやることに決めたのは司書教諭。ボラさんより先生方の心象を優先したってことか。

 司書教諭の役割って、学校図書館と先生方を結びつけることでしょうが!

 あぁぁ。。。私ひとりがやる気があっても回らんことっていっぱいあるなぁ。。。
 7月前半のハードな日々を乗り切り、夏休みに突入。
 我が子とその宿題との格闘はあるものの、授業参加がないってこんなに気が楽?と思うほど、気持ちに余裕があります。

 ……ので、がむばってあれこれと読んでいます。趣味に走っている部分もあるけど。それは夏休みだから、ご愛嬌。

「キサトア」小路幸也、理論社
「きのう火星に行った」笹生陽子、講談社
「スカイクロラ」シリーズ、森博嗣、全5巻(あと1巻で読破)、中央公論新社
「マチルダは小さな大天才」ロアルド・ダール、評論社
「パジャマ・ガール」きどのりこ、くもん出版
「ラベンダー」あいはらひろゆき、教育画劇
「大空を見たかった少年」ジャン・ジオノ、世界文化社
「首七つ」ひろのみずえ、大日本図書(怖くて全部読めず!)
「ブルーバック」ティム・ウィントン、さえら書房
「ランナー」あさのあつこ、幻冬舎
「ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?」アレン・ネルソン、講談社
「サリーおばさんとの一週間」ポリー・ホヴァース、偕成社

これも。
「マンガ好きです」令丈ヒロ子、カラフル文庫
「クリエイター・スピリッツとは何か?」杉山知之、ちくまプリマー新書

うん。がんばった、がんばったv
夏休みだからこそですね。
 来年、市内に子どものための施設が完成します。乳幼児から中学生くらいまでを対象とした施設で、絵本の読み聞かせスペースがあったり、職業体験コーナーがあったりするんです。
 そこに仕事関係の本を置くらしく、学校図書館司書たちにも仕事関係の本を紹介して欲しいとの要請がありました。

 嬉しいですねぇv そんなふうに頼ってくれるなんて。
 ま、市の職員の発案じゃなくて、立ち上げのための企画チームに入っているボラさん(今は臨時職員)の発案だそうですが。

 しかしそんなこと頼まれちゃったら、みな司書魂に火がついてがんばってしまいます。

 私も何冊か紹介させていただいたんですが、せっかくなので、ブログでみなさんにもご紹介いただけたら……と思います。

仕事
 調べ学習用の本ではなくて、小説など、物語になっているもの。
 読後、その仕事に興味を持ったり、いいなぁ、なりたいなぁと思わせるもの。

 ちなみに私が紹介したのが、
 「ぺんきや」梨木香歩、理論社
 「絵描き」いせひでこ、理論社 
 「ようこそ宇宙の研究室へ」布施哲治、くもん出版←ノンフィクションですが…
 です。 いいのかぁ~!? こんなんで??

 みなさんよろしくお願いします。
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