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  学校図書館司書のつぶやきと活動記録
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 2月は短いですねぇ。あっという間でした。
 ……ということで、2月の読書記録です。

「みずたま」 Chaco、スターツ出版
「透きとおった糸をのばして」 草野たき、講談社
「青い光が見えたから 16歳のフィンランド留学記」 高橋絵里香、講談社
「アントン 命の重さ」 エリザベート・ツェラー、主婦の友社
「SO.B.IT ソービーイット」 サラ・ウィークス、株式会社エクスナレッジ
「風を追いかけて、海へ!」 高森千穂、国土社
「そのぬくもりはきえない」 岩瀬成子、偕成社
「あなたが世界を変える日 12歳の少女が環境サミットで語った伝説のスピーチ」学陽書房
「BUDDY バディ たいせつな相棒」 V・M・ジョーンズ、PHP研究所
「山古志村のマリと三匹の子犬」 桑原眞二、大野一興、文藝春秋

 実用書では……
「インターネットってこういうことだったのか!?」 オフィスヒマワリ、秀和システム
「徹底図解 パソコンのしくみ」 新星出版社

 以上でした。
 あとはちょこちょこ絵本も。


 もっと読むつもり(毎月言ってますが)が、「わたしを離さないで」カズオイシグロ、早川書房 を読みあぐねてしまい、スタートダッシュがきれませんでした。結局この作品、途中まで(3章中の1章まで)しか読んでません。 読みたい気持ちはあったのですが、時間がかかり過ぎてギブアップでした。

 今月の中でのおすすめは、

「透きとおった糸をのばして」 草野たき
「青い光が見えたから」 高橋絵里香
「SO.B.IT」 サラ・ウィークス
 かな。

「透きとおった……」は、親友との関係に悩む中2の女の子、香緒が主人公の話。
 司書の情報交換会で知った本です。
 失ってしまった友だち関係。それが元に戻る日を待っている香緒。
 でも「待っているだけじゃ前に進めない。前に進まないのは死んでいるのと同じ!」と言われ……。
 大円団ってわけじゃないけど、読後感も良かったです。

「青い光……」は、表紙の写真に惹かれて手に取りました。 フィンランドのある朝を著者が撮った写真。
 幻想的なその地で、16歳の著者は高校留学をして現地の学校での卒業を目指します。フィンランド語を学びながらの高校生活の様子が綴られている。
 移民も多いフィンランドでは国際色豊かなクラスにもなる。そこで著者は内に潜む偏見に気付いたり、自身の中学時代を冷静に見つめ、見失っていた自分を取り戻すことができた。
 フィンランドの生活の様子もよくわかる。学校にフィンランドの本が寄贈されていたけど、あれをじっくり読みたい。北欧ってあこがれます。
 高校生の夏休み図書に選ばれていたらしいけど、中学生にこそ読んで欲しい内容なのかも。字は小さめだけどね。

「SO.B.IT」は、自分の出生の事情を知らない女の子ハイディが、知ろうとすればどんなことだって知ることができる、と信じて単身バスの旅に出発してしまう。
 脳に障害のある母をもつハイディ。母の話せる単語は23語。その言葉を23章それぞれのタイトルにして(ニクイ演出!)、隣人のおばさんや警察官の夫婦など、ハイディの周りの人々を描きながら、だんだんと真実に近づく。
 そんな中でも隣人のおばさんの「人には知ろうとしても、どうしても知ることができないことがあるんだよ」という言葉がしみる。
 悲しい結末ではあるけれど、希望の持てる、ハイディの成長が見えたエンディングだった。泣けた!


 世の中にはいろんな物語があるんだなぁ……と感じた1ヶ月でした。
 人の数だけストーリーがある。本になっているのはその一部でしかないのだけれど、自分と重ねてしまう部分も多くあって、言えなかった気持ちや道を示してくれる言葉が存在している。 それが心の支えになることもあるだろう。
 やっぱり読書って大事だよ。
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