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  学校図書館司書のつぶやきと活動記録
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 中学でのミニ講座、最終日は読み聞かせでした。
 といってもボラさんによるもの。 私も堪能させていただきました。

 『キャベツくん』を読んでくださり、『だじゃれどうぶつえん』の紹介も。

 『ここが家だ ベン・シャーンの第五福竜丸』(集英社)
  日本のビキニ水爆被害を伝える。 外国人による淡々とした語り。「決して他人事ではない。どこで実験や爆発がおこったとしても、みんなつながっているのだ」というメッセージが忘れられない。

 『シンドバッドの冒険』(岩波書店)
  絵が美しい大きめの絵本。 そういうわけで千の物語が生まれたのか! ということが冒頭部分でわかった。 へぇ~~でした。


 やはり絵本は自分で読むより、読んでもらうのがいいですね。
 絵、全体が見渡せるし、読む作業がないぶん心が開放される気がします。

 また機会をみて、生徒にむけて読み聞かせをしたいなぁと思いました。
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 中学での夏のミニ講座、第2弾は「本の歴史について」でした。

 実際に木簡や巻子本、折本、四つ綴じ本を見せながら、紙以前の口述から洞窟、パピルスなどのことをお話してきました。
 実物を見ると、中学生でも楽しそうでした。そりゃ反応は小学生のが格段に良いですが。

 「誰かに何かを伝えたい」
 この想いが人に文字を作らせ、紙を、本を発明させたのですよね。
 本には書いた人の「伝えたい」という気持ちが詰まっています。
 その気持ちを受け止めて、たくさんいろいろな本を読んでくださいね。

 という締めで講座を終わりました。

 ちょっとでも私の気持ちが伝わったのかなぁ。
 いや、それ以前にもっと話術を磨く必要があるのかも。
 それとも、ただの練習不足?
 反応が少ないってツライですね。トホホ。。。


 中学校での夏のミニ講座第1弾。読書会をやりました。
 テーマ本は、森絵都の「彼女のアリア」です。

 初めて参加する生徒たち7人と、初めて進行役を務める私。 なんとも冒険に満ちたスタートでした。 それだけに反省もたくさん。

 生徒にはあらかじめ読んでくるように言ってあったのですが、中には読んできませんでした……という生徒も。心の中で「どうやって感想言うんじゃ!」と思いながらも、BGM(作品のテーマ曲「ゴルトベルク変奏曲」を流してました)に感想つけてもらったりしながら発言を引っ張り出しました。
 もっと具体的に、例えば「印象に残ったセリフや文章を探し出してくるように」などと伝えておけば、もう少しもりあがったかも、と思ったり。 

 いまひとつ、読書会の主旨が理解されていなかったような……。

 作品の選択についても反省。
 あまり長いと読み込めないんじゃないかと思って短編にしたのですが、短いだけにツッコミどころも限られてしまう感じがしました。
 でも、何度も読んできたという子から出る感想は、やっぱりそれなりに「おお!」と思わせる着眼点を見せてくれました。

 終了後、図書館開放の時間を利用して、「彼女のアリア」で読書感想文を書いてる生徒もいました。

 少しは実りがあったということで、次回がもしあれば、もう少しなんとか形にしたいものです。(^_^;) 
 
 
 夏休み前の中学校図書館。エアコンの中でブックカバーかけました。(喜)

 冗談抜きで、嬉しくて涙が出そうになりました。
 こんなナイスな環境の中で作業できるなんて!
 毎年、汗だくでのブックカバーかけ。
 本も自分もブックカバーもベダベダしてて、滑りも悪いしすごくやりづらかった。扇風機があってもせいぜい足元だけ。
 ホントに感謝しきりでした。
 この感謝の気持ちを忘れないようにしないといけないですね。
 
 夏休みのミニ講座にも力が入ります。
 頑張るぞ!
 表紙がキラキラしてる本ってどこですか?

 いきなりそうきたか。
 どうやら戦争の本らしいとわかり、ピンときました。

『原爆入門・写真詩集 たった1発の爆弾でヒロシマ20万人ナガサキ10万人が死んだ』
 (労働教育センター、1500円)

 これでした。

 表紙の文字がキラキラしてるんです。
 開いて確か2ページ目くらいの見開きも、銀色の折り紙を貼り付けたようにギンギンピカピカなんです。すごくまぶしいんです。
 多分、原爆が投下されたときの光を表しているのではないかと。


 しかし、このレファレンスに来たのは中学3年生でした。もうちょっと何とか言う言い回しはできなかったものか……。
 この質問で正確に提供できたこと自体、自分的にはとてもヒットだったんですけどね。。。
 仕事、ひと段落つきました。

 で、続きをやりました。 ちょと苦戦しましたが、しつこくがんばりました。
 



 
 課題図書の全校集会での紹介や、貸出システムについての意見まとめなど……。 やることはあるんです。ハイ。山ほど……。

 でも、こんなことやってしまいました。



 まずは初級。
 連続正解しないと中級合格できないため苦戦。。。
 ハッと我に返りました。 今から仕事します……。(T_T)
 今月は、注文したい本の下読みがてらたくさん読みたかったのですが、時既に遅し。。。 間に合わなかった本もいっぱい注文してしまいました。
 なかなか読んでから注文するばかりとはいきませんね。

「月のえくぼを見た男 麻田剛立」 鹿毛敏夫、くもん出版
「スペースシャトルぶんどり大作戦」 浜野えつひろ、旺文社
「ドキドキ! SF王国」 吉川豊、理論社
「日本にも戦争があった 七三一部隊 元少年隊員の告白」 篠塚良雄・高柳美知子、新日本出版社
「スペシャルガール」 沢田俊子、汐文社
「メル友からのメッセージ」 増原亜紀子、ハート出版
「夏の階段」 梨屋アリエ、ポプラ社
「なぞの転校生」 眉村卓、青い鳥文庫fシリーズ
「中村俊輔 世界をかける背番号10」 矢内由美子、学研
「アニメ版 フランダースの犬」 金の星社
「ぼくのヘラオ変身日記」 緒島英二、ポプラ社


 夏休みにむけて「読書感想文オススメ本」というのを展開する予定。
 この中なら、「月のえくぼ~」とか「スペシャルガール」「中村俊輔~」は、いいかも。

 課題図書以外でも、いい本はたくさんあるよ、と言いたいデス。

 先日、モンゴル出身の馬頭琴奏者が小学校に演奏会にいらっしゃいました。
 1時間ほどの行事だったのですが、そのうちの20分くらいを使って『スーホの白い馬』を馬頭琴のBGM付きで朗読してきました。私が。
 私でいいの? という思いも強かったデス。

 当初は絵本を使って読み聞かせる予定だったのですが、体育館で500人ほど集まった中では読み聞かせはムリ。
 そこでプロジェクターを使って絵本をスクリーンに大写しにし、その横でマイクを使って朗読する、というやり方になりました。

 馬頭琴の音色は素晴らしく、リハーサルを少しやったのですが、雰囲気も気持ちも盛りあがもりそうなことは、一目瞭然いや一聴瞭然。

 下読み練習の時は不覚にも涙していましたが、本番はあっという間に過ぎて涙の隙なんてありませんでした。

 「スーホ…」の場面にあった演奏をしてくださって、こちらも芝居に若干熱が入って……という具合に、楽しく読ませていただきました。
 2箇所ほどつまづきましたが、気付かなかった人もいらっしゃって、大ミスではなかったかな?

 それにしてもスゴイのは馬頭琴の演奏。やっぱりナマはいいですね。
 ウットリでした。
 最後は子どもたちが「スーホの……」の合唱を披露してました。いい歌デス。


 楽しく貴重な経験をさせていただきました。
 またこういう機会があるといいなぁ……
 今日、市内の学校司書が集まって「戦争の本」の1分間紹介をみんなでやりました。
 対象は小学校高学年。太平洋戦争で日本のことを書いた読み物。

 私が選んだのは「かわいそうなぞう」 つちだゆきお:文 たけべもといちろう:絵(金の星社)です。

 さぁ紹介、と思って本を手にした瞬間「ああ言おう、こう言おう」と考えていたことが消えました。
 本の内容を考えただけで涙が出そうでした(T_T)

 とにかくかわいそうなこの話。実際に子どもたちの前でも紹介ができないかもしれない、ということがわかりました。
 だって餓死させようとしている人間を前にして、芸当をして見せるんですよ。芸当をしたらエサがもらえるんじゃないかと思って、フラフラな体で。
 ……と書いていても涙がにじんできます。

 他の司書が紹介するのを聞いていても、堤防決壊寸前でした。

 もっと冷静にやらなきゃいけないんだよなぁ、きっと。。。
 修行が足りません。。。
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