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  学校図書館司書のつぶやきと活動記録
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 11月もなんだか忙しかったデス。
 今月は10冊をきってしまった読書冊数。
 戦争関係の調べ用資料ならたくさん読んだんですが……。

 以下、読書メーターより。

11月の読書メーター
読んだ本の数:9冊
読んだページ数:1413ページ

ふしぎなもるもくんふしぎなもるもくん
もるもくんが、とにかくかわいい! 文中みたく実際に頭に乗せてみたくなるv (低学年より)
読了日:11月28日 著者:斉藤 洋
スカイ・イクリプススカイ・イクリプス
読了日:11月24日 著者:森博嗣
夜のスイッチ夜のスイッチ
読了日:11月20日 著者:レイ・ブラッドベリ
バックホームバックホーム
読了日:11月15日 著者:廣畑澄人,広瀬 弦
詩羽のいる街詩羽のいる街
読後、いつもよりひとへの言葉掛けが多くなった気がする。 キツイ表現もあるが、ふしぎな魔法にかけられた気分。
読了日:11月13日 著者:山本 弘
ダイヤモンドより平和がほしい―子ども兵士・ムリアの告白ダイヤモンドより平和がほしい―子ども兵士・ムリアの告白
読了日:11月05日 著者:後藤 健二
ユージン・スミス―楽園へのあゆみユージン・スミス―楽園へのあゆみ
読了日:11月03日 著者:土方 正志
FREEDOM フットマークデイズ 3 (ガガガ文庫 ふ 2-3)FREEDOM フットマークデイズ 3 (ガガガ文庫 ふ 2-3)
読了日:11月03日 著者:古川 耕
ウミガメと少年―野坂昭如戦争童話集 沖縄篇ウミガメと少年―野坂昭如戦争童話集 沖縄篇
読了日:11月02日 著者:野坂 昭如,黒田 征太郎
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 本日、なんとか6年生対象の「戦争について調べる本の紹介」を終えました。
 1限後の放課にようやく先生とお話ができました。で、本番は3限。
 試験直前の生徒のように、一夜漬けならぬ一時間漬けでシナリオを組み立てました(泣)。

 ・本をどう使うか(ポプラディア、目次、索引について)
 ・それぞれの本の特徴(クイズ方式の本、新聞タイプの編集、事典タイプの本など)
 ・コラムの紹介(動物も戦争へ など)
 ・歴史的な資料のほか、知っていて欲しい本の紹介
  「戦場の犬たち」「原爆の絵」「たった一発の爆弾がヒロシマ20万人、ナガサキ10万人が死んだ」「永井隆 平和を祈り愛に生きた医師」「日本にも戦争があった」
 ・今おきている戦争について
 ・パンフレット類の紹介

 これに先立って「本の歴史」についても話しました。
 トータルで40分弱でした。時間としてはまずまずですかね。

 「誰かに何かを伝えたい」 というのをテーマとして据えました。

 紙を発明して本という形にしていった工夫。それは伝えたい何かがあったから。1冊の本には伝えたい気持ちがつまっている。
 戦争の本も同じ。そんな想いを受け止めながら読んで欲しい、と締めくくりました。


(08.11.30追記)
 それにしても、難しいテーマですね、戦争って。
 私は司書ですから、戦争やそれについての考え方を言える立場ではないです。そこは先生にフォローしてもらう。
 なぜ? という疑問をもって調べて欲しい。
 先人たちが繰り返して欲しくない出来事として残しているであろうこれらの資料に、他人事だと思わずに、何を伝えようとしているのかという疑問をもって向き合って欲しい。
 ……というような気持ちで話したつもりなのですが、子どもたちの心にどう響いたかはわかりません。
 あ~ぁ。切ないデスねぇ。。。
 今日の午後。小学2年生の担任の先生(若い!)が、フラフラと図書館に。
 子どもたちに絵本を読みたいとおっしゃる。友だちと仲良くするっていう内容の絵本をお探しとのこと。

 校内の棚に残っている絵本の中から何冊かピックアップ。

 『ともだちや』 内田麟太郎、偕成社
 『となりのせきのますだくん』 武田美穂、ポプラ社
 『みんなのきもち』 村上しいこ、学研
 『ほんとうのことをいってもいいの?』 パトリシア・C.マキサック、BL出版
 『どんなに きみがすきだか あててごらん』 S.マグブラットニィ、評論社
 『ともだちほしいな おおかみくん』 さくらともこ/いもとようこ、岩崎書店

 とっさのことで、これくらいしか手渡せませんでした。
 でも先生はとっても喜んでくださいました。
 よかったよかった……デス。
 
 小学校6年生で、戦争についてのブックトークを依頼されていたのですが、隔週で行っている学校なのでなかなか先生と打合せができませんでした。

 打合せできると思っていた日は修学旅行でお会いできず、先日ようやく連絡が来たら(しかも留守電)、「社会科としての戦争の本を紹介してください」とのこと。以前のお話だと戦争の文学ものを紹介して欲しい……みたいな感じだったのにぃ……。

 日中戦争以降の戦争について、ということなのですが、とりあえず「学習漫画・日本の歴史」を読みました。 このあたりの近代史って自分の基礎知識にも自信がないあたりなのでとっても不安です。

 どの資料をどうやって紹介していこうか。
 悩みマスね。。。
 司書をしていると、ぎっくり腰になったという話をときどき聞く。 重いものをヨッ!と持ち上げた瞬間になっちゃうんだそうです。
 私も気をつけていました。 持ち上げる時はひざを曲げて、それから持ち上げると腰への負担が少ないとか。

 そしたら先日、を痛めてしまいました。 上腕ナントカ筋の肉離れ、だそうです。
 今はフライパン持つのも痛いデス(泣)

 洗濯カゴみたいなのに借りた本をたくさん入れて、台車に乗せようとしたときだと思うんですよね、きっと。持ち手が付いているから、ついつい片手でやっちゃったんですよ。
 どうもそれから腕が痛い。近所の接骨院に行ったら肉離れだね、と言われてしまいました。

 いけると思ったんですけどねぇ。。。
 いや、いけたんですよ。持ち上がったし。
 とは言えトシを感じます。
 トホホ。。。。。
 今月は読書メーターというもので作ったデータを使って10月の読書を紹介します。
 なかなかおもしろい読書記録ツールだと思います。

10月の読書メーター
読んだ本の数:16冊
読んだページ数:2222ページ

ファンタジスタ中村俊輔ファンタジスタ中村俊輔
汐文社
体育座りで、空を見上げて体育座りで、空を見上げて
幻冬舎 著者:椰月 美智子
天使のいる教室 (じーんドキドキシリーズ)天使のいる教室 (じーんドキドキシリーズ)
童心社 著者:宮川 ひろ,ましま せつこ
冷蔵庫のうえの人生冷蔵庫のうえの人生
文藝春秋 著者:アリス カイパース
アシュリー ~All About Ashley~アシュリー ~All About Ashley~
フジテレビ出版社 著者:アシュリー・ヘギ
さわってごらん、ぼくの顔さわってごらん、ぼくの顔
汐文社 著者:藤井 輝明
環境教育の母―エレン・スワロウ・リチャーズ物語環境教育の母―エレン・スワロウ・リチャーズ物語
東京書籍 著者:エスリー・アン・ヴェア,ジェニファー・ヘイジャーマン,住田 和子,住田 良仁
松下幸之助 勇気のでることば松下幸之助 勇気のでることば
PHP研究所 著者:岡本 文良,高田 勲
夢のひとつぶ夢のひとつぶ
世界文化社 著者:左近 蘭子
星になった少年 photo story book星になった少年 photo story book
文藝春秋 著者:フジテレビ映画製作部(仮)
星になった少年―ぼくの夢はぞうの楽園星になった少年―ぼくの夢はぞうの楽園
汐文社 著者:島田 和子,坂本 小百合
マザー・テレサへの旅―ボランティアってだれのため? (学研のノンフィクション)マザー・テレサへの旅―ボランティアってだれのため? (学研のノンフィクション)
伝記というよりは、マザーに学ぶボランティア精神とは?という趣きかも。
学研 著者:寮 美千子
マザー・テレサ (おもしろくてやくにたつ子どもの伝記 (2))マザー・テレサ (おもしろくてやくにたつ子どもの伝記 (2))
ポプラ社 著者:やなぎや けいこ
別冊図書館戦争 2 (2)別冊図書館戦争 2 (2)
アスキーメディアワークス 著者:有川 浩
星空へようこそ (文研じゅべにーる)星空へようこそ (文研じゅべにーる)
星好き少年・少女におすすめ!
文研出版 著者:横山 充男
アイーダ (スタジオ・セロ オペラシリーズ)アイーダ (スタジオ・セロ オペラシリーズ)
スタジオセロ 著者:ジュゼッペ ヴェルディ,川村 玲子,高樹 のぶ子,三好 貴子

 今日、なんとか伝記の紹介を終えることができました。
 最後の最後まで悩んだ紹介本のラインナップは以下のように。

『星の使者』ピーター・シス、徳間書店(ガリレオ・ガリレイ)
『環境教育の母 エレン・スワロウ・リチャーズ物語』住田和子訳、東京書籍
『雪の写真家 ベントレー』ジャクリーン・ブリッグズ・マーティン、BL出版
『松下幸之助 勇気のでることば』岡本文良、PHP研究所
『水木しげる のんのん人生』水木しげる、大和書房
『星になった少年 ぼくの夢はぞうの楽園』島田和子、汐文社

 紹介の前に、赤木かん子さんの「巻き物セット」を使って本の歴史を話しました。 伝えたいことがあったからいろんな工夫をして本という形になったんだね、と。
 その中でも伝記とは、伝えたいことを記した本なんだね、と。

 その後、今回の6冊を紹介しました。
 いわゆる伝記全集などにはあまり顔をみない面々。
 そこで、知っているだろう人や事柄に絡めて紹介していきました。
 例えば……
  「徳川家康」は知っている。→関ヶ原の戦いは1600年。→ガリレオが木星の衛星を発見したのが1610年。→『星の使者』へ ……という具合に。(つなぎとしてはちょっと苦しいんですが)

 木星の写真を見せた時が一番楽しかった……というのは私の正直な気持ち。。。
 この6冊以外にもたくさん持って行ったのですが、一番興味を示してくれたのが『水木しげる』だったような気がします。

 同じ人の違う出版社の伝記も読むようにすすめて終わりました。きっと違う発見があるよ、と。

 毎回こうした紹介をするたびに思います。もう一回やらせて~(ToT)
 秋のトーハンは一般書が多いのですが、中学校にも良さ気な本を探すのにはもってこいのイベントです。
 最新のものからちょっと前のものまでが並んでいます。
 写真だけなら小学校でも使えそうな『狛犬』の本とか、卓球が盛んな学校なので『卓球まるごと用語辞典』もおもしろそうでした。

 それから往復の電車内での司書談議。これが楽しい。
 日頃はなかなかまとまって話だけをする機会はないので、片道1時間はとても有意義な時間と感じますね。世間話も多いですが。。。


 来週は、5年生に伝記を紹介します。
 まだシナリオが見えてこないので心配ではありますが、「伝えたいことが記されている」というところを強調して進めようかと思っています。
 いいテーマがないかなぁ。。。悩むところデス。
 トップ画像を変更しました。
 つい先日撮った写真です。少し加工してみました。

 小川沿いの道から撮ったのですが、この川の土手には山羊がた~くさん飼われています。ちょっとニオイます。(笑)
 このすぐ近くで息子が習い事してるので、待ち時間にパチリ。もっときれいな夕焼けを納めたいものです。
 9月は公私共に忙しかったデス……。。。
 町民運動会がいちばん大きかったかな、行事としては。子ども会の役だったので。。。

 ……と、いいわけをもっと山のようにしたいのですが、まぁこのへんで。
 つまりは、あまり読んでいないと。_| ̄|○

「十六地蔵物語 戦争で犠牲になった子どもたち」 原田一美、文研出版
「道 ROAD」 ルイス・サッカー、講談社
「弟の戦争」 ロバート・ウェストール、徳間書店
「歯みがきつくって億万長者」 ジーン・メリル、偕成社

 他には絵本を少しと、
「宇宙の地図帳」「太陽系の地図帳」縣秀彦、青春出版社
 ↑これは1冊500円の、まるごとわかるシリーズです。自前ですv

 新刊を追い求めるのも大事なわけですが、教科書に載っている本を押さえておくことも大事ですね。 いざという時に役に立つ。そう思いました。
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