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  学校図書館司書のつぶやきと活動記録
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 先日本屋にゆっくりと行く機会があり、大好きな自然科学のコーナー、特に星の本を見てました。(好きというだけで、決して分かっているわけではないので。念のため。)
 新しい太陽系の定義がちゃんと載っている本をさがしていたのですが、こういうのがありました。

『太陽系ビジュアルブック 改訂版』 (アストロアーツ) 1,580円+税

 絵も大きくて美しい(やはり星の本は美しくなくては!)。ふりがなはありませんが、データも分かりやすいですし写真も豊富。

 しかしひとつ難点が。。。
これ、雑誌扱いなんです。(ToT)

 中3で太陽系のことやるんですよね。
 これ、買ってもらえないかなぁ……。
 とりあえず自分用には買いましたが。美しいですよぉ。


(08.3.11 追記)
 この雑誌、ISBN付いてるから普通に買えるかも。
 来年度に購入希望出してみます。
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 本日、来年度の採用面接の結果通知が届きました。

「採用します」って書いてありました。 よかったよかった。

 まだ配置校はわからないけど、多分今年度と同じではないかと思います。
 これで安心して(大きな顔して?)残りの勤務にいそしめます。

 他のみんなはどうだったかなぁ。
 こういうのって聞きづらくていけませんね。
 来週の司書情報交換会で、みんなが笑顔でありますように……。
 2月は短いですねぇ。あっという間でした。
 ……ということで、2月の読書記録です。

「みずたま」 Chaco、スターツ出版
「透きとおった糸をのばして」 草野たき、講談社
「青い光が見えたから 16歳のフィンランド留学記」 高橋絵里香、講談社
「アントン 命の重さ」 エリザベート・ツェラー、主婦の友社
「SO.B.IT ソービーイット」 サラ・ウィークス、株式会社エクスナレッジ
「風を追いかけて、海へ!」 高森千穂、国土社
「そのぬくもりはきえない」 岩瀬成子、偕成社
「あなたが世界を変える日 12歳の少女が環境サミットで語った伝説のスピーチ」学陽書房
「BUDDY バディ たいせつな相棒」 V・M・ジョーンズ、PHP研究所
「山古志村のマリと三匹の子犬」 桑原眞二、大野一興、文藝春秋

 実用書では……
「インターネットってこういうことだったのか!?」 オフィスヒマワリ、秀和システム
「徹底図解 パソコンのしくみ」 新星出版社

 以上でした。
 あとはちょこちょこ絵本も。


 もっと読むつもり(毎月言ってますが)が、「わたしを離さないで」カズオイシグロ、早川書房 を読みあぐねてしまい、スタートダッシュがきれませんでした。結局この作品、途中まで(3章中の1章まで)しか読んでません。 読みたい気持ちはあったのですが、時間がかかり過ぎてギブアップでした。

 今月の中でのおすすめは、

「透きとおった糸をのばして」 草野たき
「青い光が見えたから」 高橋絵里香
「SO.B.IT」 サラ・ウィークス
 かな。

「透きとおった……」は、親友との関係に悩む中2の女の子、香緒が主人公の話。
 司書の情報交換会で知った本です。
 失ってしまった友だち関係。それが元に戻る日を待っている香緒。
 でも「待っているだけじゃ前に進めない。前に進まないのは死んでいるのと同じ!」と言われ……。
 大円団ってわけじゃないけど、読後感も良かったです。

「青い光……」は、表紙の写真に惹かれて手に取りました。 フィンランドのある朝を著者が撮った写真。
 幻想的なその地で、16歳の著者は高校留学をして現地の学校での卒業を目指します。フィンランド語を学びながらの高校生活の様子が綴られている。
 移民も多いフィンランドでは国際色豊かなクラスにもなる。そこで著者は内に潜む偏見に気付いたり、自身の中学時代を冷静に見つめ、見失っていた自分を取り戻すことができた。
 フィンランドの生活の様子もよくわかる。学校にフィンランドの本が寄贈されていたけど、あれをじっくり読みたい。北欧ってあこがれます。
 高校生の夏休み図書に選ばれていたらしいけど、中学生にこそ読んで欲しい内容なのかも。字は小さめだけどね。

「SO.B.IT」は、自分の出生の事情を知らない女の子ハイディが、知ろうとすればどんなことだって知ることができる、と信じて単身バスの旅に出発してしまう。
 脳に障害のある母をもつハイディ。母の話せる単語は23語。その言葉を23章それぞれのタイトルにして(ニクイ演出!)、隣人のおばさんや警察官の夫婦など、ハイディの周りの人々を描きながら、だんだんと真実に近づく。
 そんな中でも隣人のおばさんの「人には知ろうとしても、どうしても知ることができないことがあるんだよ」という言葉がしみる。
 悲しい結末ではあるけれど、希望の持てる、ハイディの成長が見えたエンディングだった。泣けた!


 世の中にはいろんな物語があるんだなぁ……と感じた1ヶ月でした。
 人の数だけストーリーがある。本になっているのはその一部でしかないのだけれど、自分と重ねてしまう部分も多くあって、言えなかった気持ちや道を示してくれる言葉が存在している。 それが心の支えになることもあるだろう。
 やっぱり読書って大事だよ。
 今年も面接選考会を受けてきました。
 思っていたよりも応募者が少なかったようですが、昨年も現役司書が落ちているので油断は禁物。
 結果は3月初旬とのこと。あ~ぁ。ヤダヤダ。いやな時間だ。

 それはそうと。面接は午後だったので、午前は学校に行ってきました。
 そしたら先生方から何人も「どうしたの、スーツ着て」(確かに最近はラフラフでした。蔵書点検してたから)とか「化粧もしてらっしゃる!」(いつもしてます。薄くですが)などと反応が。

 私という存在に気付いていてくださることに感謝しつつもフクザツな気持ち。

 みんなに面接のことがわかってしまったことですし、いい結果が得られるといいなぁと心底思います。
 はて。
 ジブリアニメ『耳をすませば』が放送されてました。
 そのたびに思うことを少し。

『図書館の自由が侵されているのを、ホノボノ見てていいものか?』
(図書館の自由に関する宣言は→こちら

 基本的には、いいおはなしだと思います。
 でもあのニュアーク方式は現在ほとんど使われていない方式。
 だってプライバシーが守られないんですもん。

 原作連載当時とかは、まだこの方式が残っていたかもしれない。
 でもいけないんだからやめたんだよね、だったらもうホントは放送しないで欲しい! と思っちゃう。
 日本のプライバシーに関する意識の低さを露呈している。と言ったら言い過ぎか?
 でもねぇ。。。もうそろそろステージアップしてもいいんじゃないの?とも思う。

 極論かもしれないけど、個人的な意見としては……
 例えば昭和初期は戦争賛美の出版物から映像からワンサとあった。けど今はないですよね。
 そういう時代じゃないから。いけないことだから。
 いけないことを良しとしては、やっぱりいけないと思う。
 プライバシーに関しても同レベルで扱ってもいいころなんじゃないか、と思うのです。
 久しぶりにコンサートに行きました。
 マリンバ演奏会です。

 三村奈々恵さん(公式サイトはこちら)の奏でるマリンバの音色はとてもあたたかく、ヴィブラフォンの響きは透けるようなキラメキを放っていました。
 プロの演奏を聴いたのは初めてだったので、マリンバってすごい!! と、ただただ感激して参りました。

 その中でも『アリー』という三村さん自ら作曲された曲。 2度目のアンコールで演奏してくださったのですが、とてもとてもよかったです。
 ご自身がボストンで過ごされた7年間を振り返って生まれたノスタルジーな曲なのだとお話されてました。
 その直後に聴いたからか、私の中にとてもやさしくて切ない気持ちがあふれました。
 今がいやだとか言うのではなく、過ぎてしまった日々はいまでもキラキラとした思い出となって私の中に残っている。けれども決してあの頃には戻れない。それに改めて気付いてしまって、なんだか熱いものがこみ上げてきました。

 久しぶりに純粋な気持ちになれました。
 やっぱり音楽って良いですねぇ。

 娘にせがまれて行ったコンサートでしたが、帰る頃には私のほうがすっかりハマってしまったのでしたv
 昨年の秋に『家庭科で』『家庭科で つづき』の中で言っていた、自作絵本を持って保育園へ実習へ行く、ということをやったと担当の先生からうかがった。

 そして園長先生からお褒めの言葉をいただいたのだそうです。
 今年の生徒さんは絵本の読み方とか堂々としていたし、子どもとうまく交流できていた、とのこと。
 担当の先生は、学校司書に絵本の読み方などを教えてもらっていたとこたえてくださったそうです。

 嬉しいです。
 4クラス全員の自作絵本を見て回り、それぞれのいいところや読むポイントや気をつけるところを伝えていたので、はっきり言ってタイヘンでした。(苦笑)
 1クラス35人くらい? ひとつひとつ見て、感想言って、読み方のアドバイス?して。みんなすっごく待ってるんだよね、自分の番を。プレッシャーだったなぁ。
 クイズっぽいものはこんなふうに。布絵本にしたなら触らせてあげて。などなどでしたが、それを覚えていてくれて役に立ったんだと実感しました。

 「来年は絵本を作る前にやらせてください」と言っていたが、そんな話をきくと、やっぱりできあがったものを目の前にして、今回のようなやり方がいいのかもとか思ってしまいました。
 ゲンキンなものですv
 すっかり忘れてました。1月に読んだ本。

『黒い兄弟 上・下』リザ・テツナー、あすなろ書店
『いけちゃんとぼく』西川理恵子、角川書店
『チームふたり』吉野万里子、学研
『南極がこわれる』藤原幸一、ポプラ社
『バスとロケット』魚住直子、佼成社
『トワイライト シリーズ』ステファニー・メイヤー、ソニーマガジンズ
『リボン』草野たき、ポプラ社
『シーソー』ティモ・パルヴェラ、ランダムハウス講談社
『水木しげるののんのん人生』水木しげる、大和書房
『ミロとチャチャのふわっふわっ』野中柊、あかね書房

……の10冊。う~ん、あまり読めなかった。

『黒い兄弟』は日本アニメーション「ロミオの青い空」の原作本。
原作のほうが末端まで設定が行き届いているというか、問題点をちゃんと解決させてくれていた。アニメのほうも大好きなのですが、やはりゴールデンタイムの放送だったから、あまり虐待っぽいところはクローズアップされていなかったことが分かりました。

『南極がこわれる』は、地球温暖化とゴミ問題について、写真が主となって語られている。「南極が救えなくて地球が救えるハズがない。まずは南極から!」というメッセージ。

『シーソー』は絵本と見間違えるほど絵が多いけれど、字もけっこう多いからこれは読み物かな? フィンランド発の哲学絵本というフレコミ。クマのピーが自分の気持ちをノートに書きます。その言葉にはドキッとするものもあり、日々の自分と重ねて読むとちょっと哲学できるかも。ちょっとだけ勇気をもって前に進もう。そんな気持ちになれる本。

あとは私の趣味本。

『太陽を歩く本』竹下育男、インデックス・コミュニケーションズ
『明日の天気がわかる お天気ナビ観察じてん』武田康男、大泉書店

 空好きにはおすすめ!
 『太陽を歩く本』は写真集に短い言葉が添えられていて、それがまたよい!
 『明日の天気……』は、空・雲・天気のことが、美しい写真と図解で絶妙のバランスで理解できるスグレモノ。……と私は思います。
 私の勤めている市では、いまのところ毎年採用面接を受けることになってます。
 それで先日面接に向けて、履歴書やら必要書類を出してきました。その時、今年は応募要領をつくったということだったので、一応もらってきました。

 そしたら!
 そこに交通費は時給に含むという旨が書かれていました。それはいい。そんなことにがっかりしてるわけじゃない。
 その前書きに、『有償ボランティアであるため』とありました。

私ら有償ボランティアだったのか!
 だから給料明細に「謝礼」とあったのか!

 そーだったのか……そーだったのかぁ……。。。

 なんだか悲しいというか、寂しいというか、切ないというか……。

 はぁ!? って気持ちです。

 このへんの線引きがはっきりわかりませんが、仕事だと思うから読みたくもない本を読んだり、勤務時間外に家で夜中までがんばったりしてるんじゃんか!
 ボランティアに税金使って選書させたり、授業させるか、ふつう?

 テンション下がります。来年度の仕事先を考えるほどに。
 人が頼りの仕事で、それに見合う評価というかやる気を起こさせることって大事じゃないですか?
 たぶん予算の出どころの絡みだとは思うのですが……いや、そうであって欲しい!

 それでも面接は受けます。もう提出しちゃったし。
 しかし、言わずにはいられないかも。
 私たちはボランティアだったんですか!?って。
 小3国語で「サーカスのライオン」というお話が載っています。
 その関連で、心に残るお話を大量貸出(学校貸出と言ってます)してもらいに市の図書館へ行きました。
 と言っても、この日は別の単元のための学校貸出に行ったんです。
 そしたら、こんな依頼も来てますよ、と何の準備知識もないままに、急に選ばなくてはいけなくなってしまったのです。

 はて? 心に残るお話とは何ぞや???

 ここの市では現在テスト運用として、依頼が学校から図書館へ送られると、ある程度は候補を抜き出してくれるのです。
 しかし自分の選んだ本も入れたい、との思いから10冊くらいは選ぶことに。

 再び、はて? 心に残るお話とは何ぞや???

 ちょうど居合わせた先輩司書に相談して、泣けるお話を選ぶことにしました。

 私が選んだこれは外せない泣けるお話はこれ!

『かわいそうな ぞう』
『やさしいライオン』



 今日も寝る前にこどもらが『やさしいライオン』を読んでくれと言うじゃないですか。
 案の定、最後の3シーンくらいが込み上げてくるものに押されて読めませんでした。

 激!泣けます!
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