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  学校図書館司書のつぶやきと活動記録
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 ひさびさデス(汗)。

 先日、市内の学校図書館司書が集って『ミステリー&ホラー』の情報交換が行われました。
 市内で22名の司書ひとりひとりが、1冊以上を持ち寄って1分半くらいで紹介します。1分半って長いようで短い! でも書架の前で生徒を相手に話すとしたら、このくらいが返って限界タイムかも……とも思います。

 私が気になった何冊かを紹介します。
『ゴーストハウス』 クリフ・マクニッシュ、理論社
『その猫がきた日から』 アラン・アルバーグ、講談社
『片耳うさぎ』 大崎 梢、光文社
『噂』 荻原 浩、新潮社
『てのひら怪談』 加門七海他編、ポプラ社
『サクリファイス』 近藤史恵、新潮社

 書きとめられなかったモノもたくさんあります。
 このほかにも、理論社の新しいミステリーシリーズの中の何冊かとか、いっぱいありましたのに。松本清張モノとか、そういえば、横溝正史はなかったなぁ。昔よく読みました。悪霊島とか。

 ……で、わかったことがひとつ。

 みんな怖いのは苦手だった。

修正追記 07.12.13
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 先月はあまり読めなかったので、今月がんばりました。

「犬ぞりの少年」 J.R.ガーディナー 久米穣/訳、文研出版
「ゲームの魔法」 藤野恵美、アリス館
「サンタクロースの忘れもの」 ローリー・ムーア 古屋美登里/訳、新潮社
「オシリカミカミをさがせ!」 リンデルト・クロムハウト 野坂悦子/訳、朔北社
「エドウィナからの手紙」 スーザン・ボナーズ もきかずこ/訳、金の星社
「夕焼けの国へようこそ」 垣内磯子、フレーベル館
「霧のむこうのふしぎな町」柏葉幸子、青い鳥文庫
「にげろやにげろ」 ヘレン・アームストリング 岡田好恵/訳、評論社
「番犬屋マル」 きたやまようこ、メディアファクトリー
「金曜日がおわらない」 アニードルトン 岡本浜絵、文研出版社
「ゴールライン」 秋木真、岩崎書店
「へびのしっぽ」 二宮由紀子、草土文化
「きつねのフォスとうさぎのハース」 シルヴィア・ヴァン殿、ヘーデ 、岩波書店
「アウトレットブルース」 川村勝、ぴあ
「おりの中の秘密」 ジーン・ウィルス 千葉茂樹/訳、あすなろ書房
「いとしのドリー」 風野潮、岩崎書店
「スモールトーク」 絲山秋子、二玄社
「逃亡くそたわけ」 絲山秋子、中央公論新社
「世界を信じるためのメソッド」森達也、理論社

でもそんなに多くない?

 絲山秋子作品は、今月の趣味の本とでも言いましょうか。「沖で待つ」以来、一度読んでみたかった作家さんでした。
 今回読んでみて、これは大人向けだな、と。特に「スモールトーク」は高級外車がたくさん出てきて、走りやスタイルの描写がなんともよかった。

 新しい本や自校の蔵書。キリがないけど楽しい。


●追記(07.12.02)
「アウトレットブルース」
 これは書店の平棚で見かけた本。図書館にリクエストして買ってもらいました。(入れてくれてアリガトウ!)
 335ページ。今月の最長本でした。
 マサルは高校中退後ヤクザになって事件のために服役。その直前に親友が片足を失ったことを知らされる。出所後大検に合格。親友は車椅子バスケに励み、笑顔を取り戻していたが、そこまでに2年かかった。マサルも刑務所で2年。その2年はふたりに何を与えたか。
 覚せい剤のことやヤクザの内情、刑務所内が詳細に書かれているので少し抵抗はあったが、自分を持て余して行き場を見失ってしまいそうな子には良いかもしれない。
 ノンフィクションなので、実体験から出た味のある言葉も多々ありました。
 先生に相談してから、できれば入れたい本。
 先日、折り紙のいい本を見つけました。

『ものがたりがおれる あたらしいおりがみ改訂版2007、土屋書店、1300円

 そう。物語の登場人物や小物をセットで紹介してるんです。

 紹介されてるのは
  「3びきのこぶた」「トロルと3びきのやぎ」「おおかみと7ひきのこやぎ」「はらぺこあおむし」
  「ねないこだれだ」「ブレーメンのおんがくたい」「こびととくつや」「うさぎとかめ」
  「おたまじゃくしの101ちゃん」「ノンタン」
 です。

 ほかにも季節の折り紙もあります。

 折り紙のいい本ないかなぁと思っていたところだったので、迷わず買いました。
 もうちょっと季節のものや定番といえるものが紹介されてると言うことないのですが、楽しそうでオススメです。
 あっという間の10月でした。急に秋めいてきましたし。
 衣替えしなくちゃ……。

 ということで、10月に読んだ本です。

「Run! Run! Run!」 桂望実、文藝春秋
「雪屋のロッスさん」 いしいしんじ、メディアファクトリー
「サムデイ~いつか~」 岡田なおこ、岩崎書店
「涙のタトゥー」 ギャレット・フレイマン=ウェア、ポプラ社
「マジック・ツリー・ハウス7 ポンペイ最後の日」メアリーポープ・オズボーン、メディアファクトリー
「遺書 5人の若者が残した最後の言葉」verb、幻冬舎文庫
「Fragile こわれもの」 石崎洋司・他、ポプラ社
「カンニング少女」 黒田研二、文藝春秋
「真夜中の商店街」 藤木稟、講談社
「ゆうやけごはん いただきます」 長崎夏海、ポプラ社
「れいぞうこのなつやすみ」村上しいこ、PHP研究所

 11冊ですかぁ。今月のにハズレはなかったかな。

 「遺書」は内容がおもくて、棚から除くべきか考えてしまいました。
 AMAZONの書評にはよいことも書いてありましたが(概ね良いことが多く書かれてますが)、気持ちが下向きの時に読むと、引っ張られちゃうかも……という気もします。
 結局、棚には残してありますが……。
 あとの10冊は、どれもオススメです。それぞれ、いい味を出してました。

 11冊かぁ。。。毎日眠かったからなぁ。。。
 予定ではもう少し読むはずだったんですが。。。

 今、公共図書館が読書週間ということで、ひとり10冊貸してくれます。
 そして10冊借りてます。
 でも貸出期間は2週間と通常通りなので、少々キツイ。
 隣の市の図書館からも借りてるし……。

 何冊を読みおおせるだろう。
 小4の娘にすすめられて

『マジック・ツリーハウス 7 ポンペイ最後の日』を読みました。

 小中ともに人気の本なので、どんな内容なのかは気になっていたのですが、ようやく読みました。

 短い話のわりに設定に手抜きを感じないし、展開も早くてリズム良く読めました。

 1話目は、私の好きな古代ローマが舞台。登場するのはシリーズ通して、8歳と7歳の兄妹。ふたりは「マスター・ライブラリアン」になるためのテストに合格し、今回が初仕事。魔法使いのモーガンから世界中の本を集める手伝いを任されます。
 古代ローマといえば、パピルスの巻き物が現代でいうところの本。それが保管されている部屋の挿絵も時代に忠実で感心しました。
 2話目は古代中国。今度は竹簡がでてきます。

 パピルスに竹簡。このふたつが出てきただけでも、なんだか嬉しくなってしまいました。

 おもしろかった!

 他の巻も読んでみようかな。
 今月は、宮沢賢治にやられてしまった。
 『銀河鉄道の夜』はけっこう好きだったけど、他はあまり記憶になくて。
 しかしいざ読もう!と思っても、いったいどれを読めばいいのか? 学校にあるものから読んでいきました。 今回研究書も何冊か読みましたが、すでに内容が頭から消えかかって……。

「青空のむこう ジュニア版」アレックス・シラー、求龍堂
「夢のつづき」那須田淳、ひくまの出版
「学園のパーシモン」井上荒野、文藝春秋

(以下、宮沢賢治関連)
「オッベルと象」
「貝の火」
「銀河鉄道の夜」
「グスコーブドリの伝説」
「虔十公園林」
「鹿踊りのはじまり」
「水仙月の四日」
「セロ弾きのゴーシュ」
「注文の多い料理店」
「月夜のでんしんばしら」
「どんぐりと山猫」
「猫の事務所」
「双子の星」
「やまなし」
「雪渡り」
「よだかの星」
「宮沢賢治が面白いほどわかる本」小柳学、中経出版
「宮沢賢治詩画館」宮沢賢治絵童話集、くもん出版
「イーハトーブロマン」宮沢賢治絵童話集、くもん出版
「宮沢賢治イーハトヴ自然館」ネイチャー・プロ編集部、東京美術
「宮沢賢治」小学館まんが人物館
「宮沢賢治」児童伝記シリーズ、偕成社
「言葉の流星群」池澤夏樹、角川書店
「宮沢賢治エピソード313」扶桑社
「図説 宮沢賢治」河出書房新社
「イーハトーボゆき軽便鉄道」別役実、白水ブックス
(これは疲れました…… っていうか、これだけでブックトークをしたのって冒険??)

「空をつかむまで」関口尚、集英社
「未来系の読書術」石原千秋、ちくまプリマー新書


ふぅ~。フツーの本が読みたいナ……。
 早いもので、アッという間に9月になってしまった。
 たくさん本を読むつもりが、なんだか8月はあまり時間がとれなかったのはナゼ??

「FREEDOM」吉川耕、ガガガ文庫
「ふじこさん」大島真寿美、講談社
「片眼の猿」道尾秀介、新潮社
「ありふれた風景画」あさのあつこ、文藝春秋
「旅する絵描き」伊勢英子、平凡社
「さよなら地底人」高科正信、フレーベル館
「さくら」西加奈子、小学館
「月へのぼったケンタロウくん」柳美里、ポプラ社
「かかしと召し使い」フィリップ・プルマン、理論社
「ホラーバス」パウル・ヴァン・ローン、学研
「サンタの最後のおくりもの」マリー=オード・ミュライユ、徳間書店

あ、滑り込みでこれも。
「ハッピーノート」草野たき、福音館書店
「フシギ伝染」板橋雅弘、岩崎書店

以上でした。

「片眼の猿」「かかしと召し使い」は特におもしろかった!
「ありふれた風景画」は切ないというか、イタイような話でした。
「FREEDOM」は個人的にハマリそうな話。

 もっと読む予定だったのに……。まぁ、こんなもんですかね。
 7月前半のハードな日々を乗り切り、夏休みに突入。
 我が子とその宿題との格闘はあるものの、授業参加がないってこんなに気が楽?と思うほど、気持ちに余裕があります。

 ……ので、がむばってあれこれと読んでいます。趣味に走っている部分もあるけど。それは夏休みだから、ご愛嬌。

「キサトア」小路幸也、理論社
「きのう火星に行った」笹生陽子、講談社
「スカイクロラ」シリーズ、森博嗣、全5巻(あと1巻で読破)、中央公論新社
「マチルダは小さな大天才」ロアルド・ダール、評論社
「パジャマ・ガール」きどのりこ、くもん出版
「ラベンダー」あいはらひろゆき、教育画劇
「大空を見たかった少年」ジャン・ジオノ、世界文化社
「首七つ」ひろのみずえ、大日本図書(怖くて全部読めず!)
「ブルーバック」ティム・ウィントン、さえら書房
「ランナー」あさのあつこ、幻冬舎
「ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?」アレン・ネルソン、講談社
「サリーおばさんとの一週間」ポリー・ホヴァース、偕成社

これも。
「マンガ好きです」令丈ヒロ子、カラフル文庫
「クリエイター・スピリッツとは何か?」杉山知之、ちくまプリマー新書

うん。がんばった、がんばったv
夏休みだからこそですね。
 唐突ですが、宇宙っていいなぁ……。

 新しく学校で買った本の中に、くもん出版「ようこそ宇宙の研究室」(布施哲治:著)がありました。私が選んだんですが。
 私たちの体は宇宙そのものだ、という話から始まり、太陽系から銀河系やその先の宇宙について、また望遠鏡の発明や歴史についてを、ハワイにあるすばる望遠鏡の建設過程やそのしくみを交えながら分かりやすく説明してくれる。
 これからの宇宙研究についても触れられているが、その計画の実行や研究の成果があらわれるのは10年20年先。つまり今の子どもたちが実際に活躍するステージとなり得るのだ、と締めくくられる。
 なんとも夢があるではないですか。こういう話、大好きです。

 金の星社から出ている「大望遠鏡すばる誕生物語」は、すばる望遠鏡が完成するまでを、大きな望遠鏡が欲しいと思い始めてから実現するまでの研究者たちの努力がつづられている。

 ちなみに、最近司書仲間から教えてもらって読んだのがこれ。
 「宇宙エレベーター こうして僕らは宇宙とつながる」(大和書房)
 「タイムマシン」(日系BP社)
 共に著者はアニリール・セルカン。トルコ人初の宇宙飛行士候補。
 目から鱗な考え方、グッとくる大人の思いやり。前者は著者の経験など専門書に近いが、後者は小説。読みやすいしオススメ。
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