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  学校図書館司書のつぶやきと活動記録
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 絵本の話の合間に、別の小学校の6年生にむけてオススメトークをしてきました。
 急に(といっても2週間前だったのですが)依頼されて「絵本の台本も考えなくちゃ」というテンパった状態で、教科書に紹介されている本を中心にしたトークを考えることに。

 その小学校に置いてある本のみで構成することにして、テーマは指定されなかったのですが、勝手に『大きい』を設定して選書しました。 以下、紹介した本です。

 「100万ってどれくらい?」 …… について考えて欲しかったので。
 「歯みがきつくって億万長者」 …… 億万長者の小学6年生。
 「マチルダはちいさな大天才」 …… 小さいけど天才!
 「弟の戦争」 …… きな被害をもたらす戦争。戦争に関係する本を3冊。
  「ここが家だ」
  「ふたりのイーダ」
 「小さい(つ)が消えた日」 …… 大きい話が続いたので、さい話もひとつ。
 「ようこそ宇宙の研究室へ」 …… 最後にとってもきい話を。


 6年生にトークしたのは初めてでした。
 ごまかしはきかないんだろうなぁと思うと、とっても緊張してしまいました。

 人気があったのは「100万ってどれくらい?」と「小さいつが消えた日」でした。
 ふたつともトークの途中で笑い声が返って来ました。反応してくれると嬉しいですね。
 トーク終了直後に貸出があったのは、「小さいつが消えた日」と「マチルダはちいさな大天才」でした。
 これもムッチャ嬉しかったです。
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 先日ボイスレコーダーを購入して……というお話をしました。
 その後、2度ほど録音してみました。 自分のトークを、です。

 再生してみると(もちろん直したいとこだらけなんですが)、ナイスなフレーズも言えていることを発見したりして、今度も使おうと密かに心に誓ったりできるのです。
 なかなかおもしろい。
 タイムも表示されるから、どれくらい時間をかけてるかもわかりますしね。

 あと1クラスを残しています。
 最初のクラスの子たち、ゴメンよ~(ToT) という気持ちでいっぱいですが、まぁいたしかたない。いや、ホントにゴメン。。。


 それにしても、生徒の作った絵本を全て見て、いいところや読み方の工夫を言って回るのは、楽しいんですが時間との格闘ですね。
 ひとりにつき1分くらい?
 もっとじっくり見たいし、話もしたい。

 生徒はこの絵本を持って保育園に行くんだそうです。
 自信をもって保育園に行かせたい。というのが先生の気持ち。
 私は少女パレアナのように「よかったさがし」を人数分させていただきました。(笑)
 絵本は楽しんで。コミュニケーションのきっかけにすればいいんだよ。
 ボイスレコーダーを買いました。個人的に。
 以前から欲しかったんですが、娘の習い事の事情が後押しして、先日とうとう購入しました。

 それがデビューを果たしました。
 中学3年の家庭科。「幼児とのふれあい」の単元の中で、絵本について語ってきました。読み聞かせの実演と、生徒が作った絵本の読み方アドバイスも。
 この授業を録ってきました。
 そう、ボイスレコーダーは、自分のしゃべりを検証するためのアイテムです。

 いろいろ気付きました。
 滑舌悪いとか、ヘンな間だとか、同じこと繰り返してるとか、こんな声だったんだ~(笑)とか……。

 4つのクラスに同じことを話さなくちゃいけないし、自分がどんなことしゃべったかを記録しとくのは役に立ちそうな気がしてます。
 先日、各学校でどのくらいの複本を持っているかを調査しました。

 調べ学習で、例えばザリガニについて調べるとしたら、本来はいろんなタイプのザリガニの資料をそろえるべきでしょう。 しかし学校というところは、同じ本を何冊も買ってしまうものらしいのです。
 確かに「ハイ、15ページを見てね~」とやると簡単でしょう。でもそれじゃあ調べ学習になりません。
 「良さそうな本だから……」と言っても、同じ本を何冊も買うのはやはりもったいない。1社が出せば、他社も続々と同様の本を出します。1年でそろえるのはムリなんですよ、先生!

 予算の少ない学校でこの買い方をされるとキツイ。
 いくら言っても「班の数だけは冊数欲しいんです」と言って譲らないんだもん……。はぁ~。。。

 一覧にしてみたらタメイキしか出ませんでした……(T_T)
 あぁ、もったいない……
 昨年まで市内の学校司書をされていたSさん。 今年度はご都合でヨーロッパに在住されています。 このブログを、時々ご覧いただいているらしいです。
 こんな不定期なブログで恐縮デス。
 私的なことが多くて、グチも多いサイトですが、いろんなもどかしさを晴らす場にしたいと思って始めたんだと記憶しています。

 そう。 このブログを始めたころは、結構な情熱を持っていたのですよ。

 実は今日、司書の月例会の日だったんです。いろいろな報告などがあったのですが、各々で情熱の持ち様に差があることを痛感した月例会でもありました。
 いろいろ話していると、最近の自分には情熱が足りないような気がしてきました。 楽にやろうとしているというか、1年目はもっと不器用ながらも一生懸命だった気がします。
 3年目の慣れなのか、はたまた疲れなのか諦めなのか……。

 いかんいかん。
 
 想いは人を動かす。
 情熱なくして感動は生まれない。


 明日からでも遅くない。 また頑張ろう。
 ようやく「スカイ・クロラ」を観て来ました。

 まず原作に抱いていた私のイメージが、そのまま風景だったりセリフの間だったりしたのに驚きました。 原作付ストーリーの映像化の場合、イメージとのギャップ埋めから始まるのですが、今回はそのまますんなり入れました。
 原作が叙情詩のような、不思議な空気感があると思っていたので、絶妙な「間」がほんとに良かったと思いました。

(ここからはネタバレも含まれます。ご了承ください。)
 内容も原作とはラストが異なり、(原作と異なるところは人物設定など他にもあるのですが)それこそが、押井監督が「若い人たちに伝えたいこと」だったのではないかと思えました。

 草薙水素が函南優一に「私を撃って」と向き合うラストに近いシーン。
 原作も映画も優一は引きがねを引いてしまうのですが、その結果が異なります。
 直後の優一のセリフ「君は生きろ! 何かを変えられるまで!」と水素を抱きしめる、(←ものすごくネタバレなので、カーソルで選択処理すると浮かび上がるように文字色をかえています)というのが今回私の胸に一番響きました。

 そうそう。
 エンドロールが始まって席を立ってしまったあの人たちへ。。
 本当のラストがその後にありました。
 もったいないことをされましたね。。。
 これから観る方は、絶対館内が明るくなるまで席を立たないでくださいね。


 3日間の夏のイベント、小学校での蔵書点検が始まりました。
 約9千冊。
 保冷材を首に巻きつつ、先生とボランティアさんとがんばります。

 バーコード読み取りの点検なので、2~3日あれば点検そのものは処理完了します。
 しかしバーコードの読み取りミスや管理ソフトの不具合により、点検後の処理にもけっこう時間が取られます。

 夏の暑さで人もパソコンも苦しそう。
 とにかく点検だけでも終わらせたい。事後処理は後でコツコツと(多分私が)やればいい。

 1日目は約4千冊が点検完了。 2日目は先生が参加できないため、ボラさんと私で処理します。 熱中症には気をつけて作業しないといけませんね。
 中学でのミニ講座、最終日は読み聞かせでした。
 といってもボラさんによるもの。 私も堪能させていただきました。

 『キャベツくん』を読んでくださり、『だじゃれどうぶつえん』の紹介も。

 『ここが家だ ベン・シャーンの第五福竜丸』(集英社)
  日本のビキニ水爆被害を伝える。 外国人による淡々とした語り。「決して他人事ではない。どこで実験や爆発がおこったとしても、みんなつながっているのだ」というメッセージが忘れられない。

 『シンドバッドの冒険』(岩波書店)
  絵が美しい大きめの絵本。 そういうわけで千の物語が生まれたのか! ということが冒頭部分でわかった。 へぇ~~でした。


 やはり絵本は自分で読むより、読んでもらうのがいいですね。
 絵、全体が見渡せるし、読む作業がないぶん心が開放される気がします。

 また機会をみて、生徒にむけて読み聞かせをしたいなぁと思いました。
 中学での夏のミニ講座、第2弾は「本の歴史について」でした。

 実際に木簡や巻子本、折本、四つ綴じ本を見せながら、紙以前の口述から洞窟、パピルスなどのことをお話してきました。
 実物を見ると、中学生でも楽しそうでした。そりゃ反応は小学生のが格段に良いですが。

 「誰かに何かを伝えたい」
 この想いが人に文字を作らせ、紙を、本を発明させたのですよね。
 本には書いた人の「伝えたい」という気持ちが詰まっています。
 その気持ちを受け止めて、たくさんいろいろな本を読んでくださいね。

 という締めで講座を終わりました。

 ちょっとでも私の気持ちが伝わったのかなぁ。
 いや、それ以前にもっと話術を磨く必要があるのかも。
 それとも、ただの練習不足?
 反応が少ないってツライですね。トホホ。。。


 中学校での夏のミニ講座第1弾。読書会をやりました。
 テーマ本は、森絵都の「彼女のアリア」です。

 初めて参加する生徒たち7人と、初めて進行役を務める私。 なんとも冒険に満ちたスタートでした。 それだけに反省もたくさん。

 生徒にはあらかじめ読んでくるように言ってあったのですが、中には読んできませんでした……という生徒も。心の中で「どうやって感想言うんじゃ!」と思いながらも、BGM(作品のテーマ曲「ゴルトベルク変奏曲」を流してました)に感想つけてもらったりしながら発言を引っ張り出しました。
 もっと具体的に、例えば「印象に残ったセリフや文章を探し出してくるように」などと伝えておけば、もう少しもりあがったかも、と思ったり。 

 いまひとつ、読書会の主旨が理解されていなかったような……。

 作品の選択についても反省。
 あまり長いと読み込めないんじゃないかと思って短編にしたのですが、短いだけにツッコミどころも限られてしまう感じがしました。
 でも、何度も読んできたという子から出る感想は、やっぱりそれなりに「おお!」と思わせる着眼点を見せてくれました。

 終了後、図書館開放の時間を利用して、「彼女のアリア」で読書感想文を書いてる生徒もいました。

 少しは実りがあったということで、次回がもしあれば、もう少しなんとか形にしたいものです。(^_^;) 
 
 
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